株価どん底! されどアンジェス応援歌

Yahooのアンジェス(4563)掲示板に投稿を始めたのが2019年。「銘柄に惚れるな」との格言は知っていましたが、振り返ると3年以上も一銘柄に投稿してきたのは不思議な気持ちです。この時期の投稿は、新型コロナワクチン開発への応援メッセージや、掲示板に集う方々との情報交換や交流の記録ですが、資料として保存しておこうと思い、「はてな」のブログに投稿させて戴きました。アンジェスの黒字化の見通しはまだ先のようですが応援をして行きたいと思います。

●アンジェス(株):2022/12/13 10:34

アンジェス(株):2022/12/13 10:34

イスラエルに研究拠点を持ち、米国に本社があるエメンド社にアンジェスが初めて投資を開始したことを振り返って、山田社長は次のように語っています。
「エメンド社についての関わり方については2018年から検討していたのですが、アメリカの大手ベンチャーキャピタルであるOrbiMed社と武田製品工業の子会社である武田ベンチャーズが関わっていると言う点から難しいと感じていました。ところが、2019年になってエメンド社の経営陣が決して今の状況に満足している訳ではないということが分かったので、これはひとつの攻め時だと判断して、3月に最初の出資をしたのです」と。

「エメンド社の経営陣が決して今の状況に満足している訳ではない」という内容はエメンド社も当時、設立4周年を迎えようとしている中で、企業運営の在り方として、研究委託費に依存する形から脱皮して、米国ナスダックへの上場を果たし、資金調達方法の多様化と資金調達力の向上を図る方向を志向していたものと思います。現在、エメンド社については、「オフターゲット効果」がないOMNIプラットフォーム技術の安全性が高いことから、ライセンス契約の締結交渉が行われていると言われています。また、アンジェスの広報でも、OMNIプラットホーム技術をもちいて好中球エラスターゼ遺伝子関連重症先天性好中球減少症を対象としたゲノム編集治療の臨床試験の準備を進めていて、2023年の臨床入りを目指しています。

こうしたチャンスを生かし、エメンド社が米国ナスダックに上場できれば、資金調達力の向上だけでなく、研究陣はエメンドで働く人々の士気を高め、企業としての信用力が高まります。アンジェスにとっても、研究開発費の負担軽減だけでなく、エメンド社のゲノム編集技術を生かした創薬や難病などの治療法の確立が出来れば、遺伝子医薬のグローバルリーダーを目指す前進につながり、双方に有益なので、アンジェスとしても積極的にバックアップしていくことが必要だと思います。