株価どん底! されどアンジェス応援歌

Yahooのアンジェス(4563)掲示板に投稿を始めたのが2019年。「銘柄に惚れるな」との格言は知っていましたが、振り返ると3年以上も一銘柄に投稿してきたのは不思議な気持ちです。この時期の投稿は、新型コロナワクチン開発への応援メッセージや、掲示板に集う方々との情報交換や交流の記録ですが、資料として保存しておこうと思い、「はてな」のブログに投稿させて戴きました。アンジェスの黒字化の見通しはまだ先のようですが応援をして行きたいと思います。

●アンジェス(株):2022/10/09 10:14

アンジェス(株):2022/10/09 10:14

アンジェスが行使価額修正条項付きの、第三者割当による第42回新株予約権の発行を取締役会で決議したのは9月26日ですが、いよいよ今週10月12日には、行使予定先となっているCantor Fitzgerald & Co.から新株予約権の発行に関して、発行価額の総額である5092万円の払込が行われます。

なお、新株予約権の行使に際して払い込まれる予定金額の合計額85億1200万円なので、払込金額の総額は10月12日に払込が行われる5092万円を合算した85億6292万円となります。なお、弁護士費用や新株予約権評価費用及びその他事務費用などの発行諸費用の概算額は5300万円なので、それを引いた差引手取予定概算額は85億992万円になります。

資金調達の使途の一つ目は、エメンド社の安定的に研究開発を進めていくための運営資金(2023年1月~2023年12月分)として60億円、二つ目は、HGF遺伝子治療用製品のグローバル展開に対応可能な製法、生産プロセスの効率化を企図する研究開発費用として10億円、三つ目はアンジェスの持つ既存開発品の適応症拡大やグローバル展開、そして新規製品・プロジェクトの獲得による事業基盤の強化として、15億1000万円を当てる予定です。

第42回新株予約権の発行は、アンジェスの発行済株式が1億5307万3900株となっており、発行可能株式総数は2億5000万株となっているので取締役会の決議で執行が可能です。が、現状の株価は武漢型ワクチンの開発中止に伴い空売りも増強され、200円割れが目前となっていることも事実で、アンジェスとしては新株予約権の発行で資金調達を決断した以上は、下限行使価格以下の株価となって資金調達に失敗するという事態にならないようにしっかりと取り組んでほしいと思います。

前回の第41回新株予約権の募集については2021年の3月に発表され、同年5月には権利行使完了が報告され、行使価額の総額も当初の予定額を上回りました。
この背景には新型コロナワクチンの第2/3相臨床試験が2021年3月に接種完了し、初夏には結果が発表されると言った期待感が背景にあっての成功なのです。
今回は厳しい状況の中での実施であるので、アンジェスとしても為すべきことは何かを真剣に検討し、事に当たって貰いたいと思います。