株価どん底! されどアンジェス応援歌

Yahooのアンジェス(4563)掲示板に投稿を始めたのが2019年。「銘柄に惚れるな」との格言は知っていましたが、振り返ると3年以上も一銘柄に投稿してきたのは不思議な気持ちです。この時期の投稿は、新型コロナワクチン開発への応援メッセージや、掲示板に集う方々との情報交換や交流の記録ですが、資料として保存しておこうと思い、「はてな」のブログに投稿させて戴きました。アンジェスの黒字化の見通しはまだ先のようですが応援をして行きたいと思います。

●アンジェス(株):2022/10/08 12:14

アンジェス(株):2022/10/08 12:14

アンジェスが、ゲノム編集技術を持っているエメンド社を完全子会社化したのは2020年12月です。「遺伝子医薬のグローバルリーダーを目指して」という企業戦略を掲げて来たアンジェスが、もしエメンド社を買収することなく、これまでのような創薬レベルに留まっていれば、遺伝子医薬の分野で、グローバルリーダーを目指すと言っても、実際は達成困難なスローガン倒れになっていたと思います。
山田社長は2022年第2四半期決算報告のビデオ説明で、エメンドの開発研究について報告していますが、その中で「これからの遺伝子治療の次のステージはゲノム編集技術にあると考えています」と語っています。

けれども、第42回新株予約権の発行により約85億円の資金調達が出来たとしても、そのうちエメンド社の運営資金として2023年1月以降、1年間に60億円も充当すると説明を受けていますが、こうしたことが今後、どの程度続くのかは正直に言って不安の声があることは事実です。

確かに、エメンド社としてもOMNIプラットフォーム技術を活用して、ライセンス契約の締結実現を図る方針ですが、それだけでは自力運営は困難なことは事実なので、開発資金の調達を目的に米国で上場する(IPO)ことも選択肢の1つとして考えられます。このことは企業運営戦略に係ることなので、慎重な発言が求められることは事実で、アンジェスも2022年4月に開催したオンライン会社説明会
「エメンド社の上場予定はいつ頃ですか?」との質問に山田社長も「然るべきタイミングで、米国で上場するということを視野に入れて動いております」と答えているだけで、積極的な発言をしていないのです。

が、山田社長はエメンド社に5000万ドルの追加投資を行い、持ち株会社化する2019年の時期に、「ここ2年ぐらいは将来像を描く上で大事な時期・ステージだ」と語り、参考までにということで、『クリスパーキャス9でゲノム編集に取り組んでいる米国の上場会社で「インテリアセラピューティクス」の時価総額は1534億円、「エディタスメディシン」は1943億円、「CRISPRセラピューティクス」は3101憶円となっています。エメンド社はそれらを上回る技術等を有することから、それ以上の企業価値があると期待しています』と語っていたので、タイミングを計っているのだと思います