●アンジェス(株):2021/12/03 11:23
「I」さん、返信を頂きありがとうございます。
アンジェスが先進的なゲノム編集技術を有する米エメンドバイオ社の発行済株式の100%を取得し子会社化してから、はや1年が経過しました。買収金額は、2億5000万米ドル(262億5000万円、当時1ドル=105円)で、買収にかかる対価を主に株式発行によって充当する方法で行いました。
これによりアンジェスは、遺伝子治療プログラムと次世代ゲノム編集プラットフォーム技術を有する世界初の企業へと発展する礎を築くことが出来たと思います。
当時、掲示板上ではエメンドの米ナスダックへの早期上場の期待感があり、アンジェスも会社説明会でエメンド社の上場については山田社長も「然るべきタイミングで、米国で上場するということを視野に入れて動いております」と話していた経過があります。では上場の時期はと言えば、確かにエメンド社は先進的なゲノム編集技術を持つとしても、研究段階の時期では株式上場のインパクトが少なく、やはり研究・開発の上に立って臨床入りする段階でに上場するのが良いと思います。
アンジェスもエメンドの先進的なゲノム編集技術を5回に分けて広報ブログで紹介を始めていますが、それは単なるエメンドの宣伝ではなく、10月の株主向けオンライン会社説明会でも、「エメンド社のビジネスプランについては検討を進めております。弊社としては、エメンド社のプログラムを早く成就させることが喫緊の課題」と述べているように、研究成果の上にたって収益につながる事業化につながる検討素材として紹介活動をしているのだと思います。
アンジェスとしても株主の皆さんに「十分に納得して頂ける材料を取りそろえ、ビジネスプランをしっかりと確定した上で、然るべき時に皆さまへ展望をお知らせしたい」との意向表明していますが、それを期待したいと思います。