●アンジェス(株):2022/09/15 10:23
掲示板の中で
「もう、DNAワクチンのアクトランザ活用に期待している人は
少ないでしょう。」
とのコメントがあったので、「そう決め付けるのは問題だと思う」と
したのはダイセル社の名誉もあるので言っておきますが
高用量治験の結果について、海外の機関の速報データに基づいて
「当初開発した初期のワクチンよりも免疫原性は増強したものの
抗体価が期待する水準には至らなかった」として武漢型ワクチンの開発を
中止に至った理由は、DNAワクチンが、アクトランザラボを使用した
皮内投与でも、なお、期待する有効性に至らなかった理由は
アクトランザ・ラボに原因があるのではなく
武漢型ウイルスの遺伝情報に基づいて開発されたDNAワクチンそれ自体に
期待する有効性がなかったのが、開発中止の理由なのです。
したがって、アンジェスも大阪大学の研究グループの方々も
今後、コロナ感染症向けワクチンの開発を研究する場合は、DNAワクチンの
有効性を高めるための、いろいろな研究が今後の課題としてあると
コメントしたのです。
ダイセル社に再度、共同開発に参画していただくにあたっては
DNAワクチンそれ自体の有効性を高める研究を積み上げ、その成果が
確認された後に、再度の共同開発の締結の復活があるのだと思います。