●アンジェス(株):2022/09/09 06:43
9月7日のIRによる、新型コロナDNAワクチンの開発中止についての
..............山田社長によるビデオ説明の内容...................(その2)
しかし、DNAワクチンの安全性の高さが確認できましたので、今後はプラスミドの発現効率や、導入効率の向上などプラットホームの見直しを行い、更にウイルス性肺疾患に対し、広範な免疫応答を刺激し、ウイルスの増殖防止、拡散の阻止が期待される、ワクチンの経鼻投与製剤の開発を行うことを決定致しました。
改良型DNAワクチンの開発は、米国のスタンフォード大学との共同研究として進めてまいります。スタンフォード大学では独自に保有する「「Gold-Nanostar Octopod」技術を活用し、経鼻投与製剤の研究を行っています。スタンフォード大学との契約は約3年間で、主に臨床試験を行います。
今回開発する経鼻投与では、鼻や上気道粘膜と言う私たちが比較的ウイルスに感染する場所に、薬剤を投与するため、優れた予防効果が得られる可能性があります。
それは、経鼻投与によって出現した免疫が、ウイルスが付着しても、すぐにそれを捉えて、破壊することが出来るからです。
つまり、経鼻投与によって局所的な抗体の反応や、T細胞の応答を引き起こすことで、上気道や肺の免疫向上が期待できます。このような特徴は、新型コロナウイルスの感染予防に有効であると考えられるため、スタンフォード大学と共同開発を行うことと致しました。
以上で、ご説明を終了致します。新型コロナウイルス感染症向けDNAワクチンの開発にご支援を戴きました皆様方のご期待に応えることが出来ず、今回このような発表をすることになり、誠に申し訳ございません。今後、新たな提携先との共同開発を進めて、一日も早く開発品の承認取得が出来るよう取り組んでまいります。
今後、ご支援を賜りますよう、よろしくお願いします。