株価どん底! されどアンジェス応援歌

Yahooのアンジェス(4563)掲示板に投稿を始めたのが2019年。「銘柄に惚れるな」との格言は知っていましたが、振り返ると3年以上も一銘柄に投稿してきたのは不思議な気持ちです。この時期の投稿は、新型コロナワクチン開発への応援メッセージや、掲示板に集う方々との情報交換や交流の記録ですが、資料として保存しておこうと思い、「はてな」のブログに投稿させて戴きました。アンジェスの黒字化の見通しはまだ先のようですが応援をして行きたいと思います。

●アンジェス(株):2022/06/26 07:13

アンジェス(株):2022/06/26 07:13

◆脳に超音波ビーム、がんや認知症にも、「集束超音波治療」は
      脳の治療に革命をもたらすか(その3)

<がんと神経変性疾患で違いも>

集束超音波によるアルツハイマー病の治療に関する前臨床試験でも、有望な結果が得られている。まず、血液脳関門を開くだけでも、記憶機能が改善されるといった認知面でのプラスの効果がみられた。米コロンビア大学の生体医工学と放射線学の教授エリザ・コノファゴウ氏らは、関門が開くと、アルツハイマーの特徴のひとつであるアミロイド斑の残骸が脳内から排除されることを発見した。

遺伝子治療など、集束超音波のそのほかの用途については、臨床試験の段階には至っていないものの、研究者らはそう遠くならないと期待している。

スペイン、マドリード神経科学総合センターでは、神経学者のホセ・オベソ氏のチームが、ヒト以外の霊長類において、ウイルスベクター(遺伝子の運び役として利用される無害なウイルス)が集束超音波治療により血液脳関門をすり抜けて、パーキンソン病などの神経変性と戦う治癒タンパク質へ指示を送れることを発見している。

理論上では、脳細胞がその遺伝物質を吸収して、脳の機能を回復させたり、脳の特定の部位で望ましくない活動を阻止したりするタンパク質が製造されることになる。この原理の効果はすでにげっ歯類で示されているが、サルにおける有効性が今回の研究で初めて示される予定だ。「サルに有効であるならば、人間でも効果がある可能性があります」

今のところ、パーキンソン病のような脳疾患の根本的な治療法は存在しないため、「これまでまったくなかったものを提供できる希望があるというのは、間違いなく歓迎すべきことです」と、パーキンソン病の研究者で、カナダ、ブリティッシュ・コロンビア大学の神経学部長ジョン・ストッスル氏は述べている。(参考記事:「大やけどを負った皮膚は元に戻るのか? 創傷治療の最前線」)

一方でストッスル氏は、あまり早いうちに期待を煽るべきではないとくぎを刺す。神経変性疾患に対する集束超音波治療は、一般にがんに対するものほど進んでいない。がんの場合、医師は薬剤を投与すべき場所をより明確に理解している。パーキンソン病やALSのような疾患では事情が異なり、研究者らは現在も、脳のどの部分がどのように侵されるのかの解明に努めている段階にある。