株価どん底! されどアンジェス応援歌

Yahooのアンジェス(4563)掲示板に投稿を始めたのが2019年。「銘柄に惚れるな」との格言は知っていましたが、振り返ると3年以上も一銘柄に投稿してきたのは不思議な気持ちです。この時期の投稿は、新型コロナワクチン開発への応援メッセージや、掲示板に集う方々との情報交換や交流の記録ですが、資料として保存しておこうと思い、「はてな」のブログに投稿させて戴きました。アンジェスの黒字化の見通しはまだ先のようですが応援をして行きたいと思います。

●アンジェス(株):2022/06/26 07:15

アンジェス(株):2022/06/26 07:15

「NATIONAL GEORRAPHIC」に配信された記事は「IB」さんが、アンジェス記事ストックで紹介したものです。記事にあるカナダ、トロントにあるサニーブルック健康科学センターは、AV-001の開発を進めているバソミューン社と関係があるので紹介しました。

【NATIONAL GEORRAPHIC】6/22記事配信

◆脳に超音波ビーム、がんや認知症にも、「集束超音波治療」は
      脳の治療に革命をもたらすか(その1)

2021年春のある日、カナダ、トロントにあるサニーブルック健康科学センターのMRI室に、陽気で快活な63歳の男性、マイケル・バトラーさんが運び込まれた。元営業職幹部でオートバイ乗りの彼は、点滴につながれ、病院のガウンに身を包んでいる。あごにはきれいに整えられた白いひげをはやしているが、頭髪は剃り上げられている。この髪形になったのは、3カ月前、プラムほどの大きさの脳腫瘍を切除する開頭手術を受けたときだった。

バトラーさんは、「集束超音波治療」という技術を用いて、脳に薬剤を投与する新たな手法の臨床試験に臨んでいる。多くの専門家は、この治療技術がいずれ、脳腫瘍からアルツハイマー病、パーキンソン病筋萎縮性側索硬化症(ALS)に至るまで、治療が不可能あるいは困難なさまざまな脳の疾患の医療に革命を起こすと考えている。

今回の処置では、開頭手術の後に残ったがん細胞を破壊する薬剤の投与を目指していた。手術だけでは、脳のほかの部分に深刻なダメージを与えることなく、がんを完全に取り除けなかったのだ。

そして、この新たな手法を使えば、「血液脳関門」というハードルがあっても、薬剤を脳に届けられるようになる。血液脳関門とは、脳を守っている非常に細い血管の内側を覆う、特殊な細胞からなる薄い保護膜のことだ。これは、病原体などの悪さをするもののみならず、有用なものの侵入も妨げてしまう。結果として、脳腫瘍や神経変性疾患の治療薬のほぼすべてが、実質上、最も必要とされる部位に到達できなくなる。

脳は極めて壊れやすく、ダメージを受ければ元に戻すことができない。だからこそ、危険や痛みを伴わない集束超音波治療には大きな魅力がある。すでに世界中の多くのチームが、超音波で血液脳関門を開くことは安全で実現可能であることを示しており、現在はその医療効果を証明する段階にある。