株価どん底! されどアンジェス応援歌

Yahooのアンジェス(4563)掲示板に投稿を始めたのが2019年。「銘柄に惚れるな」との格言は知っていましたが、振り返ると3年以上も一銘柄に投稿してきたのは不思議な気持ちです。この時期の投稿は、新型コロナワクチン開発への応援メッセージや、掲示板に集う方々との情報交換や交流の記録ですが、資料として保存しておこうと思い、「はてな」のブログに投稿させて戴きました。アンジェスの黒字化の見通しはまだ先のようですが応援をして行きたいと思います。

●アンジェス(株):2022/05/20 07:39

アンジェス(株):2022/05/20 07:39

アンジェスは、カナダのバイオ医薬品企業であるバソミューン社と急性呼吸不全など血管の不全を原因とする疾患を対象とした医薬品に関する共同開発契約を締結しています。この治療薬「AV-001」は新型コロナウイルス感染症が重症化するケースとして、血管の不全を原因とする急性呼吸不全に陥ることがあることから、中等度から重度の新型コロナウイルス感染症肺炎患者向け治療薬として開発が進められているのです。

肺炎患者は、ウイルスの影響でTie2受容体の働きが抑制されることにより肺の血管機能が壊れ、肺胞に浸出液が入り込むことで肺炎を発症すると言われています。「AV-001」はTie2受容体の働きを活性化させる効果があり、これによって血管機能が正常化し肺胞に浸出液が入り込まなくなることで、炎症を沈静化させるメカニズムがあります。急性肺炎による呼吸不全が新型コロナウイルス感染症患者の死亡原因の一つとなっており、「AV-001」の開発に成功すれば死亡率の低減につながるものと期待されています。

開発状況については、2020年12月より健康成人を対象とした第Ⅰ相臨床試験を米国において実施し、安全性と忍容性を認め、良好な結果を確認しています。続いて、2022年1月には前期第Ⅱ相臨床試験を米国で開始しています。試験内容は二重盲検、プラセボ対照試験となり、投与量別にグループ化して安全性と有効性を確認するもので、観察期間は投与後1ヶ月程度となっています。目標症例数は約120例で、実施施設は米国での15施設から協力を得て実施されています。
バソミューン社では、2022年内に後期第2相臨床試験入りを目標としており、その結果次第では早期承認制度を活用して販売承認申請を行う可能性もあると言われています。

なお、アンジェスが2月10日に発表した2021年12月期の決算短信報告によると、バソミューン社が開発している急性呼吸窮迫症候群を対象とする新型コロナ治療薬の開発に対して、米国及びカナダにおいて獲得した助成金の内、アンジェスの開発費負担分に応じて1億円を受領し、補助金収入に計上したことが報告されています。