株価どん底! されどアンジェス応援歌

Yahooのアンジェス(4563)掲示板に投稿を始めたのが2019年。「銘柄に惚れるな」との格言は知っていましたが、振り返ると3年以上も一銘柄に投稿してきたのは不思議な気持ちです。この時期の投稿は、新型コロナワクチン開発への応援メッセージや、掲示板に集う方々との情報交換や交流の記録ですが、資料として保存しておこうと思い、「はてな」のブログに投稿させて戴きました。アンジェスの黒字化の見通しはまだ先のようですが応援をして行きたいと思います。

●アンジェス(株):2022/01/11 07:28

アンジェス(株):2022/01/11 07:28

アンジェスと共同開発をしているバソミューン社の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)治療薬「AV-001」はカナダのオンタリオ州トロントにあるサニーブルック病院で発見され、設計されたものです。

「AV-001」(Tie2受容体アゴニスト化合物)は、重度の新型コロナウイルス感染症肺炎患者向け治療薬として開発が進められていますが、血管系内の内皮細胞の表面で最も高く発現する膜貫通タンパク質標的であるTie2受容体を標的とする新しい治験薬です。肺炎患者は、ウイルスの影響でTie2受容体の働きが抑制されることにより肺の血管機能が壊れ、肺胞に浸出液が入り込むことで肺炎を発症します。

「AV-001」はTie2受容体の働きを活性化させる効果があり、これによって血管機能が正常化し、肺胞に浸出液が入り込まなくなることで、炎症を沈静化させるメカニズムがあります。急性肺炎による呼吸不全が新型コロナウイルス感染症患者の死亡原因の一つとなっており、「AV-001」の開発に成功すれば死亡率の低減につながるものと期待されているものです。

開発状況については、米国で実施した第1相臨床試験で安全性と忍容性についての良好な結果が得られたことを2021年3月にバソミューン社が発表しており、前期第2相臨床試験開始に向けた最終段階の準備に入っています。
この掲示板でも紹介されていますが、「AV-001」の前期第2相臨床試験については世界最大の治験(臨床試験)登録サイト「ClinicalTrials.gov」には準備状況が掲載されています。

それによると前期第2相臨床試験は、重篤コロナウイルス病(COVID-19)を有する患者における無作為化、二重盲検、プラセボ対照的、用量エスカレーション研究するものと言われています。また、研究目的は、重度のCOVID-19疾患を有する患者に対して、28日目またはEOT(退院前日)の日にAV-001注射投与の安全性、耐容性及び有効性を調べることにあるとされています。合計120人の適格な患者(コホート4のコホート1、2、3および60の患者のそれぞれ20人の患者)が、最大20の参加機関/病院から募集されます。

なお、「AV-001」に関する前期第2相臨床試験はカナダでも取り組まれるといわれており、すべての準備が整った段階で発表されると思います。