株価どん底! されどアンジェス応援歌

Yahooのアンジェス(4563)掲示板に投稿を始めたのが2019年。「銘柄に惚れるな」との格言は知っていましたが、振り返ると3年以上も一銘柄に投稿してきたのは不思議な気持ちです。この時期の投稿は、新型コロナワクチン開発への応援メッセージや、掲示板に集う方々との情報交換や交流の記録ですが、資料として保存しておこうと思い、「はてな」のブログに投稿させて戴きました。アンジェスの黒字化の見通しはまだ先のようですが応援をして行きたいと思います。

●アンジェス(株):2022/04/23 08:38

アンジェス(株):2022/04/23 08:38

アンジェスがカナダのバイオ企業であるバソミューン社と急性呼吸不全など血管の不全を原因とする疾患を対象とした医薬品の共同開発の関する契約を締結したのは
2018年7月のことです。急性呼吸窮迫症候群(ARDS)は外傷や肺炎、輸血などさまざまな原因で起こる重症の呼吸不全のことですが、根本的な治療法はなく有効な治療薬の開発が望まれていました。これらの症状は主に、肺の毛細血管から血液成分等が漏れ出し、肺胞によるガス交換を妨げたりすることにより引き起こされます。アンジェスがバソミューン社と共同開発する化合物は血管にあるTie2受容体と呼ばれる分子に結合(Tie2受容体アゴニスト)することで、血管の漏出を抑制する働きを持つと期待されているものです。

こうした血管不全を原因とする急性呼吸窮迫症候群(ARDS)は、高齢者の方や高血圧などの既往症がある人に、新型コロナウイルス感染症が感染した場合、ウイルスが肺内皮細胞に感染して微小血管透過性が亢進することによって、血管バリアの変化、凝固状態の亢進、血管内皮の炎症を誘発することで呼吸窮迫を引き起こし、最悪の場合は死に至ることがあるのです。そのため、「AV-001」は、重度の新型コロナウイルス感染症およびARDSの治療薬として開発されているのです。

この「AV-001」の開発については第Ⅰ相臨床試験では、安全性と忍容性が認められ、良好な結果が確認されことから、前期第Ⅱ相臨床試験を2022年1月19日より米国で開始されています。なお、治験は15施設で、目標症例数は120例です。
この治験開始にあたって、バソミューン社の社長兼CEOであるDouglas A. Hamilton氏は、「この臨床試験開始は、共同開発者であるアンジェス社および当社にとって重要なステップとなる。我々は、Tie2 シグナルの回復によって、内皮の安定性を促進し、防御壁の強化や血管の漏出を阻止することで、重度の COVID-19 罹患者の治療成果を大幅に向上できると期待している」と語っています。

なお、今後の治験については米国のほか南米でも実施する計画となっていますが、
バソミューン社では2022年内に後期第2相臨床試験入りを目標としており、結果次第では早期承認制度を活用して販売承認申請を行う可能性もあると思います。