●アンジェス(株):2022/05/24 11:55
森下先生がファイザー社のワクチン接種ことについては、掲示板上の論戦に
利用しない論議が必要だと思います。まづ、森下先生がファイザーワクチンを
接種した時点では、アンジェスを含めて国産ワクチンが実用化されていない
という事実があります。
確かにワクチン接種は、努力目標ではあるが強制ではないので、森下先生は
自ら開発を手掛けているアンジェスの承認を待ってそれを接種する選択もあるが
考慮しなければならないのは、自身が医師およびワクチン開発の事実上の責任者
として、どのような社会的振る舞いが可能かと関係があるのです。
極端に言えば、人との接触を避けた研究室に閉じこもることが可能であれば
感染リスクは極端に少なくなるのですが、森下先生が担っている社会的な任務
からすればそれは難しいのです。
森下先生がファイザーワクチンを接種した時期は、大阪では、変異株の浸透が
東京を含む関東よりやや早かったことから、連日1000名を超える感染者が出て
大阪大学を含めて大阪府下の医療機関が入院を望む府民の方々が、病床の確保が
出来ない中で、自宅療養を強いられている現状があったのです。
そうした中で、森下先生が医療関係者の一人として自らが担わなければ
ならない任務を全うすることが求められている以上、ファイザーワクチンを
接種することは批判されるべき選択ではないのであり、それを揶揄する発言や
コメントはすべきではないと思います。
いや、むしろ自分が担わなければならない任務からすれば、ファイザー社の
ワクチンを接種しないことで感染し重篤化した場合は、念願にしていた
国産ワクチンに支障が生まれる可能性もあり、逆に批判の対象になることも
あり得るのです。
もともと、森下先生は色々な種類のワクチンには、それぞれの特徴があり
長所もあれば、短所やリスクもあることを述べて来ましたが、接種に当たっては
それらを調べ、知ったうえで接種することの大切さを説いてきた人です。
その上での、森下先生による自己判断での接種であるので、あれこれの論評は
不要かと思います。