株価どん底! されどアンジェス応援歌

Yahooのアンジェス(4563)掲示板に投稿を始めたのが2019年。「銘柄に惚れるな」との格言は知っていましたが、振り返ると3年以上も一銘柄に投稿してきたのは不思議な気持ちです。この時期の投稿は、新型コロナワクチン開発への応援メッセージや、掲示板に集う方々との情報交換や交流の記録ですが、資料として保存しておこうと思い、「はてな」のブログに投稿させて戴きました。アンジェスの黒字化の見通しはまだ先のようですが応援をして行きたいと思います。

●アンジェス(株):2022/02/13 16:49

アンジェス(株):2022/02/13 16:49

2年半前、ご存じのようにコラテの薬価収載に関する情報がいち早く朝日に報道され、それがきっかけで株価が大きく下がる経過がありました。
ただ、株価下落はリークはあくまでも切っ掛けであり、問題は日本の薬価収載のあり方が問われているのですが、その辺の問題提起を当時、日経新聞が報じていたので紹介しておきます。
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日本経済新聞】2019年8月29日
◆遺伝子薬に「日本式」の壁安い薬価、開発力そぐ !!「60万円」に失望売り

画期的な薬といわれるが、もろ手を挙げて喜べない事情がある。
「安すぎて、収益につながらないのではないか」。医療分野の証券アナリストはこう受け止めた。売上高のピークは年12億円と見込まれ、市場では失望売りが起きた。薬価の情報が事前に流れた27日、前日より16%安い780円と、制限値幅の下限(ストップ安水準)まで下落。29日までの3日間で4割下落した。
開発が先行する海外では、遺伝子治療薬の価格は高い。米国で17年に製造販売が認められた米スパーク・セラピューティクスの網膜難病薬「ラクスターナ」は、両眼で85万ドル(9300万円)。この企業はスイス・ロシュが買収した。米国では、既存の治療法などと比べてどれだけ治療の効果があるかをもとに、まず製薬会社が価格を決める。そのあとに、民間の保険会社と値引きなどの交渉を進めて、最終的な価格に落ち着く。

これに対して日本では政府が価格を決める。もし類似の薬が販売されていれば、その価格を基準にして決める。ただ、今回のアンジェスのように似た薬がなければ、製造原価をもとにはじく。この「原価計算方式」の制度は日本にしかない。世界に先駆けて日本で画期的な薬の発売を申請すると、グローバルにみて比較するものがないという理由で安くされてしまう。
新興バイオ企業の幹部はコラテジェンの価格を聞いてこう思った。「世界で真っ先に日本で販売しようとするメリットがない、と感じた企業は多いのではないか」
製薬会社でつくる日本製薬工業協会は、こうした薬価制度を批判している。「原価計算方式は医薬品の価値を適切に反映していない」と。

★薬価収差のそうした経緯がありながらもアンジェスは、本承認取得を目指し目標症例数である実薬120症例、プラセボ80例の患者登録が完了しました。