●アンジェス(株)：2021/11/30 10:22

ワクチンの有効性を高めるための高用量の臨床試験は
11月10日に接種完了となっていますが、山田社長は、投与量を増やした
高用量製剤による治験について次のように述べています。

「開発を進めている中で、今後に向けてさらに、高用量のワクチンを用いること
で、ワクチンの効果を更に上げる必要があるということが分かってきました。
基本的には次に取り組む高用量ワクチンを、製品化に一番近いものだと
位置づけて進めていきたいと思っております。」と。

現在、日本の感染状況は第５波の状況から大きく改善されているが
新たな変異株オミクロンが発生していることから、本日11月30日午前０時から
世界のすべての国や地域を対象にビジネス目的などの外国人の新規入国を
原則停止することを明らかにしています。

３回目接種となるブースター接種については、来年1月以降から
開始の方向だが、国産ワクチンの開発状況を見ると、３回目接種は
海外ワクチンに依存せざるを得ない状況になっています。
が遅くとも、４回目のブースター接種開始時には、国産ワクチンの
実用化が実現することを期待したいと思います。

国産ワクチンの実用化に向けた最終治験は複数の国産ワクチンを
同時に治験するプラットフォーム試験になる可能性がありますが
今後の国内における感染症対策、そしてアフリカを始めとする多くの国が
ワクチンの入荷を待ちつつも、未だに十分な確保が出来ていない
現状にあるので、複数の国産ワクチンの実用化を実現し
必要とする国々に供与できる国際貢献を実現してもらいたいと思います。