●アンジェス(株):2021/11/30 18:55
厚生労働省は、ウィズコロナ下での社会経済活動の再開と
次なる危機に備えるための令和3年度 厚生労働省補正予算案について
説明するための参考資料を作成しています。
その中で感染症有事対応の抜本的強化策として
◎ 新型コロナウイルスワクチン開発支援等
◎ プレパンデミックワクチンの備蓄等様々な感染症対策の充実・強化
等について方針化されています。
新型コロナウイルスワクチン開発支援等事業については
① 国産ワクチンの研究開発、生産体制整備について強化を図るため
製造販売企業等の生産体制の整備を補助すると共に、
実証的な研究(大規模臨床試験等)の支援を行う。
② 開発に成功した場合には、買上を検討する。
③ ワクチン製造に必要な部素材の開発に取組む企業に対して
支援を行い、国産部素材の開発を後押しする。
そして、令和2年度2次補正(1,377億円)、令和2年度3次補正
(1,200億円)に続いて、令和3年度補正予算案では2,563億円が計上され、
以下の項目で執行されます。
①実証的な研究(大規模臨床試験等)の費用につき、必要な追加費用を補助(1,259億円)
②開発に成功した場合の買上(1,299億円)
③部素材の開発に取組む企業に対して、品質試験の実施の費用を補助(5億円)
◆開発に成功した場合のワクチンの買上については、6月1日の閣議決定でも
方向付けされていますが、やっと予算化が実現出来ました。
勿論、1,299億円で不足する場合は予備費から充当されると思います。