●アンジェス(株):2021/06/14 04:01
【YAHOOニュース】(その2)
大阪大学大学院の森下竜一教授が日本記者クラブで
ワクチン開発開発の現状、政策のあり方をオンライン講演!!
その上で政府に対する要望としては「ワクチンの開発、製造、接種、海外への提供などを包括する一元的に管理する『司令塔』を内閣府内に設置すべきで、われわれも政府と話し合う場を持ちたい」と述べた。「国内分だけのワクチンだけでなく、アジア各国、少なくとも数億人分のワクチンの製造体制作るまで踏み込まないと不十分だ」と指摘、アジア諸国から日本に対する強い期待に応えるべきだとの考えを示した。
国産ワクチン開発の現状については「現在、4社が開発を進めているが、わが社のものが一番実用化に近い。ファイザーやモデルナのRNAワクチンと違ってDNAワクチンを開発することに決めたのは、過去にDNAワクチンを使って実用化した経験、安全情報があるから昨年の3月から開発に乗り出した」と述べた。
アンジェス社が開発を進めているDNAワクチンについては「5年以上の長期保存が可能で、マイナス20度で保存できるので、現在実用化されているワクチンよりも使いやすい。しかも変異株に速く対応できる特徴があるので、変異株には一番有効ナワクチンではないか」とメリットを強調した。今後については「ワクチンの投与量をいまよりも減らすことができないかについても開発を進めている。また針を使わないで注射する方法をダイセル社と開発中で、現在、臨床試験をしている。