株価どん底! されどアンジェス応援歌

Yahooのアンジェス(4563)掲示板に投稿を始めたのが2019年。「銘柄に惚れるな」との格言は知っていましたが、振り返ると3年以上も一銘柄に投稿してきたのは不思議な気持ちです。この時期の投稿は、新型コロナワクチン開発への応援メッセージや、掲示板に集う方々との情報交換や交流の記録ですが、資料として保存しておこうと思い、「はてな」のブログに投稿させて戴きました。アンジェスの黒字化の見通しはまだ先のようですが応援をして行きたいと思います。

●アンジェス(株):2021/02/01 11:08

アンジェス(株):2021/02/01 11:08

第1/2相臨床試験の結果については、当初、第4四半期中(9月~12月)に発表予定であったが「当初の見込み以上に、有効性としての免疫原性の分析に時間を要している為、データが揃い次第、発表させていただく予定」と広報ブログで報告されてから、すでに40数日が経過しています。

今のところ、「これまでの臨床試験で大きな副反応もなく、安全性が確認出来ているため、第2/3相臨床試験に進むことになった」として取り組まれている関西・関東地区8施設における500症例の治験は、副反応の報告もなく順調に取り組まれています。

また、COVID-19に関わるアンジェスの取り組みについは、ワクチンだけではなく共同開発をしているバソミューン社が治療薬AV-001についての第1相臨床試験に着手していることや、またブリッケル社との臨床開発を含めて、発症予防効果を検証するための第3相臨床試験と位置付けられている、海外を含む感染が流行している地域も視野に入れた1万~数万人規模の治験についても、厚生労働省第三次補正予算(案)概要の中に、国産ワクチンについての実証的な研究(大規模臨床試験等)の支援を行い、開発過程を加速化することで、ワクチン供給開始までの期間を短縮するために1,606億円の予算計上がされています。勿論、それがアンジェス1社への予算計上ではないものの、しかし、大規模臨床試験に進む最短距離に位置しているのはアンジェスであることは確かで、国からの心強い支援と言えます。

そこで、冒頭で触れた第1/2相臨床試験の解析結果が遅れている理由ですが、単に「当初の見込み以上に、有効性としての免疫原性の分析に時間を要している為」とするだけではない理由があると思われます。何故ならば、こうした治験データの解析には、加速化プランの中にもあるように国からのサポートもあるので、ここまでは時間を要しないと思います。
確かに、予定していたデータの報告が遅れることは、売りのネガティブ材料として利用されるることから、株価対策上は好ましいとは言えないとしても、しかし、それを補って余りある場合は、その理由には頷けるものがあります。ここでは、その内容に触れませんが、アンジェスも株価の動きに翻弄されることがなく、ワクチン開発を着実に進めていくたくましさを身に着けたように思います。
いずれ、その理由を語る機会があると思います。