●アンジェス(株):2021/06/20 04:34
国際基準に合致する治験結果をまとめ
次のステップの取り組みを!!(その1)
6月17日、アンジェスは広報ブログで
「新型コロナワクチン開発:初夏の試験結果発表に関して
3月30日に行った株主総会にて、新型コロナワクチン開発における
第2/3相臨床試験の結果の発表目安を初夏とお伝えしておりました。
報道関係者および株主の皆様から、発表時期に関するお問い合わせを
多数いただいておりますが、現在、第1/2相臨床試験ならびに
第2/3相臨床試験の結果に関して、WHOが推奨する国際基準に沿って分析を
行っている最中であり、その分析に想定よりも時間を要しております。」
と発表しています。そこで治験データの発表に関する経緯をたどってみると
第1/2相臨床試験については、11月23日の広報ブログでは
「大阪市立大学医学部附属病院および大阪大学医学部附属病院で行った
第1/2相臨床試験の結果については、11月中旬、第4四半期中(9月~12月)に
発表させていただくことを本ブログでもお伝えしておりましたが
当初の見込み以上に、有効性としての免疫原性の分析に時間を要している為
データが揃い次第、発表させていただく予定です。」と説明しています。
それが、3月30日~4月5日の期間で開催したオンライン会社説明会の報告が
4月16日付けの「広報ブログ」で発表されましたが、それによると
「フェーズ1/2試験ですと症例数が少ないため、より多い500症例での
フェーズ2/3の試験結果と共に総合的にご報告申し上げよう、と国の考え方も
含めて決断しました。そのためフェーズ1/2試験の結果については発表を
控えさせていただいている次第でございます」と説明されています。
確かに、関東及び関西地区の8施設で実施された第2/3相臨床試験は
3月10日に終了となっているので、次のステップに進む取り組む申請を
医薬品医療機器総合機構(PMDA)に申請するには、これまでの治験結果の
データと、それを解析して安全性や有効性を明らかにする治験結果を提出する
ことが求められます。