株価どん底! されどアンジェス応援歌

Yahooのアンジェス(4563)掲示板に投稿を始めたのが2019年。「銘柄に惚れるな」との格言は知っていましたが、振り返ると3年以上も一銘柄に投稿してきたのは不思議な気持ちです。この時期の投稿は、新型コロナワクチン開発への応援メッセージや、掲示板に集う方々との情報交換や交流の記録ですが、資料として保存しておこうと思い、「はてな」のブログに投稿させて戴きました。アンジェスの黒字化の見通しはまだ先のようですが応援をして行きたいと思います。

●アンジェス(株):2021/02/27 20:15

アンジェス(株):2021/02/27 20:15

アンジェスのコロナワクチン開発は、当初自国での投与を念頭に開発されてきたことに対して、海外各社のワクチン開発は海外輸出を目標に据えて、臨床試験もそれに見合う大規模臨床試験を国家の財政支援を受けて展開されてきた経過があります。
それが500人規模の第2/3相臨床試験が3月に終了することを待って、今春に特例的早期承認を得る道筋が国との協議で変更となり、第2/3相臨床試験の後に、海外を含む1万人から数万に規模の臨床試験の実施の方向となったのです。
その支援のために国は第三次補正予算で大規模臨床試験を支援する目的で1200億円の予算計上をしたのです。

確かに、この方針転換によってアンジェスの国産ワクチンが今春からの実用化を目途に開発すると言ってきたことが後にずれ込むことが、開発当事者にとっても良しとするか否かは思い悩もところであるが結果としては、国側の意向を斟酌して合意したと思います。

では、その合意に至る背景にアンジェス側に何があるのかと言えば、国からの支援を受けつつも、国民への接種を想定した場合、ワクチンの量産化が100万人分程度では圧倒的に少ないといった現実があるし、かつ第1/2相臨床試験の治験データが解析が予想以上に時間を要してきたことから、当初は第2/3相臨床試験の終了を待たず、国がワクチンの買い上げ量を協議して生産に当たらせるとしてきたことが、まだ現実化していないのです。したがってタカラバイオも量産化に向けた生産体制の構築を図りながらもまだワクチンのフル稼働には入っていないのです。

ではみて厚生労働省は今回の国産ワクチン開発にどのように向き合い、対応してきたのかと言えば、インフルエンザ以外のウイルス感染症の取り組みの不十分性を反省しつつ、この機会に国内向けのワクチンにとどまらず、海外へもワクチンを供与できるワクチン先進国の仲間入りを果たしたいとする展望を持っていると思います。だた、海外ワクチンの開発に対する国家のテコ入れから見れば、まだまだの感は率直にあります。ただ、始まって1年にも至っていないので、今後に期待したいと思います。

アンジェス連合も、今後の国の動きを評価しつつ、世界に打って出ていくワクチン開発のために、「急がば、回れ!」の道を選択したのだと思います。