●アンジェス(株):2020/09/23 04:52
【ジュネーブ=細川倫太郎】国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は22日に公開した書簡で、「(新型コロナウイルスの)現在進行中の制限下でも大会を安全に組織できることが分かってきた」と述べ、2021年に延期になった東京五輪の開催に自信を示した。
「オリンピズム(五輪の精神)とコロナ」と題した書簡で、五輪を含めたスポーツの大会について言及。各国で感染防止対策を徹底しながら開催されていることを念頭に「このことは東京五輪を含む将来のイベントの準備に自信を与えてくれるはずだ」と強調した。「選手や団体だけでなく、一般の人々が生活に不可欠な要素としてスポーツの復活を切望している」とも述べた。
世界各地で加速しているワクチン開発については年末までに利用可能になるとの見通しを受け、「ワクチンの発展は安全な開催をおおいに促進するだろう」と歓迎した。
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◆菅首相は引き続き橋本聖子東京五輪担当大臣を続投させ、オリンピック・パラリンピックの開催準備に当らせている。
日本は欧州諸国と共に、ワクチンの公平供給を目指すCOVAX(コバックス)ファシリティーに参加を表明し、2021年から5年間で約3億ドル(約320億円)の拠出を決定している。
拠出割合をこれまでの1%から3%程度に上げる目的は、理事会に議席を得ることをにらんだ対応である。理事会はどの製造元のワクチンを同程度購入し、参加国に供与するかを決定する権限があり、日本としてはワクチンの確保と同時に、COVAXファシリティーに日本の国産ワクチンも買い取ってもらい、東京五輪開催国として、アジア諸国をはじめワクチンを必要とする国に供与し、積極的に国際貢献を果たし、東京オリンピック・パラリンピックの開催につなげて行くことを目指している。
その意味で、東京五輪の開催と併せて、菅内閣の最優先課題となっている新型コロナウイルス感染症の収束と経済復興という課題の解決のためにも、大阪大学:アンジェス連合の果たすべき役割は大きなものがある。
日本と世界の期待に応えて奮闘を!!