●アンジェス(株):2020/05/23 04:13
大阪大学:アンジェス連合のワクチン開発の布陣は日に日に強化されていますが、いよいよ7月には第一弾として30~40名程度の小規模の人への臨床試験を経て9月には400~500名規模の人への臨床試験が開始されます。この臨床試験を通して、ワクチンの安全性はもとより有効性を高める工夫も積極的に行われると思います。
東京オリンピックの開催をめぐって再延期はなく、その場合は中止との声がIOC関係者から出されています。だからこそ来年夏に無事開催に漕ぎつけるために、大阪大学:アンジェス連合はもとより、政府も一丸となった文字通りのオールジャパンで新型コロナウイルス感染症に打ち勝つワクチン及び治療薬の開発を急がなければならないのです。
その意味で、政治の果たすべき役割は大きいのです。オリンピックの開催が断念に追いやられた場合、それに伴う経済損失が5~6兆となると言う事だけでなく、日本がコロナに打ち勝つことが出来なかったとして歴史に刻まれれば、先々の日本に自信を取り戻す妨げにもなるのです。
コロナで疲弊した経済や商業の落ち込みを解決するのには、予測される新型コロナウイルスのの第二波・第三波の感染拡大を食い止めることが必要です。営業自粛や不要不急の外出禁止や、果てはロックダウンなどと言う方策は、ワクチンや治療薬がない中での選択肢であって、それを繰り返すことを避けるためにはワクチンの開発が必要不可欠です。政府はワクチン開発を確固たる政治方針にする時期だと思います。