株価どん底! されどアンジェス応援歌

Yahooのアンジェス(4563)掲示板に投稿を始めたのが2019年。「銘柄に惚れるな」との格言は知っていましたが、振り返ると3年以上も一銘柄に投稿してきたのは不思議な気持ちです。この時期の投稿は、新型コロナワクチン開発への応援メッセージや、掲示板に集う方々との情報交換や交流の記録ですが、資料として保存しておこうと思い、「はてな」のブログに投稿させて戴きました。アンジェスの黒字化の見通しはまだ先のようですが応援をして行きたいと思います。

●アンジェス(株):2020/09/25 08:22

アンジェス(株):2020/09/25 08:22

アンジェスの今後の株価動向を考えるうえで、当面ワクチンの開発製造に焦点を絞って言えば、一つはワクチンが安全で抗体価産生力が見られワクチンの有効性が確認されるか否か。二つ目はワクチンの量産化ができるのかが問われます。

まず、ワクチン開発が成功し承認を得られるかどうかの展望ですが、動物への非臨床試験結果については、厚生労働省、及び日本医療開発研究開発機構にそれぞれ、非臨床試験のデーターが提出され、ワクチンの安全性や抗体価の上昇を含む有効性が確認されています。この手順を踏んで6月30日に人への臨床試験の実施がIRで報告されているのです。

こうしたアンジェスからの治験報告を受けて、厚生労働省の山本史大臣官房審議官もその事を裏づけるように、アンジェスから提出された治験届、及び動物を対象に行われた非臨床試験報告を精査した結果、「人への治験前に一定の安全性を確認」できたと国会の委員会で報告しています。
こうした経過を見ても、ワクチン開発の成功はかなり有望視できると思います。

ワクチンの量産化体制の構築については、当初、2021年春頃には100万人分の生産が見込まれるとされてきたが、厚生労働省が公募した「ワクチン生産体制等緊急整備事業」に8月に採択され、約93億円の交付金を受けたことから、それを上回る大規模生産体制の構築が図られる見通しです。

現実に製造に関しては、タカラバイオが中核的役割を担いつつも、タカラバイオの施設だけでは足りないため、旭硝子シオノギファーマ、カネカがすでに参画。 加えて、アメリカのサイティバという世界的なバイオ部品メーカーがアンジェスのパートナーとして、日本用の部品を供給してくれる運びとなっている。

更にデバィスについては、ダイセルの火薬を利用した針なし注射器による皮内投与を活用すると、非臨床試験動物実験でDNAワクチンの使用量が減らせる可能性が出てきたので、もし使用量が10分の1になれば、いまの製造量でも、1億人分をカバーできる可能性が出てきました。
   
また、秋から臨床試験を予定しているDNAワクチンとペプチドワクチンを組み合わせた第2世代ワクチンは抗体価が単独より上がるので、通常の注射による投与でも、使用量を5分の1とか10分の1に減らすことができるようになります。
着実に、量産化の体制も整えることができると思います。