●アンジェス(株)：2020/09/18 05:32

新型コロナウイルス感染症ワクチンの
国際的共同購入枠組み（COVAXファシリティ）に参加を
厚生労働省が発表！！

９月15日に、新型コロナウイルス感染症のワクチンを共同購入する国際的な仕組みであるCOVAXファシリティ参加に係る拠出金への予備費の使用（172億円）についての閣議決定がされたことを踏まえ、同ファシリティに参加することとしましたので、お知らせします。このファシリティの参加については、8月31日に参加の意思を表明したところですが、先ほど今回の予備費の閣議決定を踏まえ、契約書への署名を行いましたので、我が国は正式に参加することになります。
なお、このCOVAXファシリティの仕組みは、我が国におけるワクチン確保のための一手段として、また、国際的に公平なワクチンの普及に向けた我が国の貢献として、意義を有するもので、参加に向けた検討を進めてきたものです。
【参考】・………………………………………………………・
◆ COVAXファシリティは GAVI (ワクチンと予防接種のための世界同盟) がCOVID-19ワクチンの公平な普及のために立ち上げた仕組みで、165か国がCOVAXファシリティに参加を表明しています。
ただし、米中両国は海外へのワクチン供与を自国利害を実現する国家戦略として活用する意図もあり、参加していない。

◆政府は途上国での予防接種を支援するために、2021年から5年間で約3億ドル（約320億円）を「ワクチンと予防接種の世界同盟（Gavi）」に拠出を6月に決定している。
拠出割合をこれまでの1%から3%程度に上げる目的は、どのワクチンを購入するかなどを決める役割を果たすのが理事会に議席を得るには最低でも1%以上の拠出が条件になるため、発言権を増す意味もある。これは日本へのワクチン供給を図ると同時に、「国産日の丸ワクチン」を、「予防接種の世界同盟」（Gavi）に一定量買いとって貰い、アジア諸国をはじめ、ワクチンを必要とする国に供与し、国際貢献を果たすことを目的としている。

◆９月８日に閣議決定されたワクチン購入のための予備費6,714億円の計上と、COVAXファシリティへの拠出金は予算の趣旨が異なるので、別枠で充当。