●アンジェス(株):2020/08/17 04:21
【知りたいニュース情報局】(その1)
こんにちは。
知りたいニュース情報局、ナビゲーターの甘井香織です。
今回のテーマは、こちら。
ここまで来た… 日本ワクチン・最前線!
7月から臨床試験を開始予定です。それではどうぞ。
2020年5月11日、NHKニュース・ウェブが伝えたところによると、安倍晋三首相は、日本の新型コロナウイルスのワクチン開発は順調に進んでおり、早ければ7月にも臨床試験を開始できる見通しであると語った。
安倍首相は衆議院予算委員会の集中審議で、「アメリカでは、すでに人への臨床試験が始まっている」、「国内でも、東京大学、大阪大学、国立感染症研究所などで開発が進められており、早ければ今年7月に治験が開始できる見込みだ」、叡智を結集して。なるべく早期にワクチンの投与を始めたいと」と説明した。
これは日本のバイオ企業「アンジェス」が中心になって進められているワクチン開発のことを指している。このプロジェクトには「大阪大学」「新日本科学」「EPSホールディングス」「タカラバイオ」「ペプチド研究所」「ダイセル」など多くの日本企業、研究機関が参加している。
アンジェスは、もともと大阪大学の基礎研究を基に1999年に設立された会社であるが、両社は共同で研究開発を行い、ワクチン候補を絞り込んだ。
現在、グローバル企業「新日本科学」と提携し、動物試験を実施している。この進捗状況が良好なことから、厚生労働省と協議して、臨床う試験を前倒しする方針を固めたという。
当初、今年9月の治験開始を予定していたが2ケ月程度早まる見通しだ。
この臨床試験には、医薬品開発支援業務を行う「EPSポールディングス」が参画し、臨床試験の運営と管理を行う。
またワクチン製造においては、バイオテクノロジー研究の「タカラバイオ」が技術・設備を提供し、量産体制を構築する予定だ。
タカラバイオの仲尾功一社長は、治験に必要なワクチンの製造準備は「完璧に整った」と述べた。