●アンジェス(株):2020/05/24 05:35
新型コロナの正体
日本はワクチン戦争に勝てるのか?
の表題でビジネス社から出版された森下教授とジャーナリストの長谷川幸洋氏の対談をベースにした書籍の「おわりに」を森下教授が寄稿しています。その「おわりに」の最後の箇所を抜粋してみました。
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いま私たち大阪大学の研究チームと、私が創業した大学発ベンチャー、アンジェス株式会社で、DNAワクチンを開発して、2020年7月に臨床試験を開始しようとしており、その最新の内容も本書に盛り込みました。
既に、われわれのチームには、タカラバイオ株式会社、株式会社ダイセル、株式会社新日本科学、EPSホールディングス株式会社、フューチャー株式会社、株式会社ファンペップ、ヒューマン・メタボローム・テクノロジー株式会社、株式会社ペプチド研究所とオールジャパンのメンバーが参画してきています。これも、各企業が真剣に、どう新型コロナウイルスに立ち向かうかということで、損得抜きで結集したおかげです。
また、吉村洋文大阪府知事及び松井一郎大阪市長のリーダーシップのもと、大阪府、大阪市、大阪大学、公立大学法人大阪、大阪府立病院機構及び大阪市民病院機構で、4月14日新型コロナウイルス感染症にかかる予防ワクチン・治療薬等の研究開発に係る連携に関する協定を締結し、地域で新型コロナウイルスに立ち向かう体制を整えました。この結果、従来発表しているより早く、今年7月にも大阪市立大学で治験を始める予定になりました。
安倍総理からも、ワクチンと特効薬に期待する旨の発表が何度もされており、状況の厳しさを痛感し、一日も早く実用化するべく、取り組んでいます。
まだまだ、先の長い闘いですが、第一世代、第二世代とDNAワクチンを改良して、一日でも早く新型コロナウイルスを気にすることなく生活できる状況にしたいと思いますので、皆様応援ください。
2020年5月1日 森下竜一