●アンジェス(株):2020/06/01 04:29
6月の追加投資が完了すれば
エメンド社はアンジェスの持分法適用関連会社に!!
アンジェスは、イスラエルを拠点とする米国のバイオ企業エメンド社(Emendo)に対して、今年1月と6月の2回に分けて5000万ドル(1ドル109円換算で54億5000万円)の追加投資を昨年12月に決定しました。
今月1月の投資に続いて、6月に行われる2回目の投資が完了すれば、エメンド社はアンジェスの持分法適用関連会社(32%保有)となります。
アンジェスのエメンド社への投資の理由は、第一にエメンド社の持つ高度なゲノム編集技術を活用して、遺伝子医薬のグローバルリーダーとしての橋頭保を築くことによって、これまで治療不可能と考えられていた疾患や疾患に対処することが可能となること、同時にエメンド社が然るべきタイミングで米国で上場するということを視野に入れた投資判断があります。その辺の背景は皆さんもご存知のように2月5日に開催された12月期決算説明会レポート(広報ブログ)で説明が行われています。以下エメンド関連の質疑です。
・…………………………………………………………………・
Q:Emendo社への出資額5000万ドルという額は今までにない額ですが、どんな時間軸で成果があがるのか?追加出資の予定はあるのか?を教えていただきたいです。
A:Emendo社の出資に関しては、我々(アンジェス)の身の丈を考えると、大きい投資金額です。時間軸については一概には言えませんが、Emendo社はニューヨークにヘッドクオーター(本社)を持っていまして、然るべきタイミングで米国で上場するということを視野に入れて動いております。(Emendo社が)上場するかどうかは(出資時の)評価の対象には入っていませんが、OMNIという新しいゲノム編集技術を使って従前のゲノム編集技術より優位な形で展開できるかどうかが第一の視点です。ただし、上場することによって私共の投資効果が上がる可能性もございます。
時間軸について、Emendo社がどのタイミングで上場するかはわかりませんが、私どもが事業をする上では、何から始めて、具体的な形で売上を上げるかが大事なポイントだと思っています。ここ2年ぐらいは将来像を描く上で大事な時期・ステージだと考えています。