●アンジェス(株):2020/05/21 13:34
タカラバイオの仲尾功一社長が日本経済新聞のインタビューに応じた。ワクチンは滋賀県草津市の本社工場で生産する予定で、治験に必要な数百本の生産準備は「完璧に整った」と述べた。量産も「培った技術を応用すれば問題ない。年内に20万人分を製造する体制を構築している」と話す。
開発するDNAワクチンは体内にウイルスの遺伝情報の一部を入れ、事前に免疫にウイルス情報を教えることで、ウイルス侵入時に免疫が攻撃する仕組み。ウイルスを弱毒化する従来のワクチンと比べて生産時間が短い。タカラバイオはがんなどの遺伝子治療薬の開発をしており、その生産設備を転用すれば量産が可能とみている。