●アンジェス(株):2020/03/25 05:06
東京オリンピック・パラリンピックを
21年夏に延期との安倍総理提案をIOCが承認!!
安倍総理と国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は電話協議を行い、東京五輪・パラリンピックの中止はないと確認した。安倍総理は「世界のアスリートが最高のコンディションでプレーでき、観客が安全で安心な大会とするために、おおむね1年程度延期することを軸として検討していただけないか」と提案。
バッハ会長は「100%同意する」と答え、その後IOC理事会で2021年夏までに開催することを全員一致で承認した。
オリンピックの開催延期は史上初めてです。
首相は協議後、記者団に「現下の感染症の広がりをみる中において、年内は難しい」と述べた。21年夏までを目標と位置づけ「しっかりと会場などの対応を調整していくことになる」と語った。
新コロナウイルス感染者は世界的には30万人を超え、国内でもクルーズ船感染者を除いて3月22日時点で1068名となった。確かに日本は中国はもとより、ヨーロッパ諸国、及び米国における爆発的な感染拡大から見ると、一見封じ込めに成功しているように見えるが、2月下旬から3月中旬にかけて東京、大阪などの都市部で5~10%も感染者が増えていることが報告されています。専門家会議でもこうした継続的な拡大を食い止めなければ、日本でも「爆発的な感染拡大を伴う大規模流行になりかねない」と警戒感を強めています。
したがって、安倍総理が開催国の責任者として「今後、人類が新型コロナウイルスに打ち勝った証として、完全な形で東京オリンピック・パラリンピックを開催する」には、どうしても新コロナウイルス予防ワクチンの開発及び重篤化を防ぐ治療薬の開発・製造が必要です。
しかし、正直に言ってテレビ等に登場する医療関係者や感染症研究に携わっているコメンテーターの方々の中からワクチン開発の必要性が語られないのには、いささか心もとない感想を抱いています。ともあれ、延期によって与えられた時間を有効に生かし、再延期はない覚悟を持って