●アンジェス(株):2020/03/13 18:02
大阪大学・アンジェス連合が製造する
新型コロナ予防ワクチンを細胞内へ送達する
新規投与デバイス技術でダイセル社が参画!!
3月5日に発表した新型コロナウイルス向けDNAワクチンの大阪大学との共同開発に関して、新たに細胞内へ薬剤を送達する新規投与デバイス技術でダイセル社が参画することが決定いたとのお知らせががIRで報告されました。
ワクチンの投与の際に投与デバイス「アクトランザ™ラボ」を使用することにより、遺伝子発現効率を上げることでDNAワクチンの抗体産生力を上げることが可能となり、より有効性の高いDNAワクチンの開発が可能となります。
アンジェスと大阪大学による共同開発に加え、ダイセル社の新規投与デバイスを用いた薬剤送達技術での抗体産生力の増強が可能となったこと、並びにプラスミドDNAの製造技術と製造設備を有するタカラバイオ株式会社の製造とが一体的にチームを組み、開発から製造までの一貫したプロセスで、6カ月以内の出来る限り早い時期の臨床試験開始を目指す取り組みが着々と進められてことが報告されました。
火薬を駆動力として針を用いることなく薬液を特定の組織内に送達する技術です。動物モデルを用いた研究によると、従来の針を用いた注射と比較して、送達場所の正確さに加えて遺伝子発現効率を高めることが報告されています。皮膚内には筋肉内に比べ免疫担当細胞が多くいることから、ワクチンの効率を高めることが期待できます。