●アンジェス(株):2020/02/07 10:39
抗がん剤治療の副作用の克服に期待します!!
昨年8月、アンジェスは、イスラエルのバイオハイテク企業のバーコード社の株式を取得し、資本提携しています。
現在、抗がん剤を使用したがん治療では、個々の患者さんに最も有効な抗がん剤を事前に見出すことは困難で、実際に抗がん剤を投与してその効果を確認することになります。そのため、投与後、抗がん剤が有効に機能しているかを判定するまで一定の時間を要し、その間、有効でないかもしれない抗がん剤の副作用を被ることになり、有効な抗がん剤が特定されるまで、その状況が繰り返される可能性があります。
バーコード社は、個々のがん患者さんに最も有効な抗がん剤を選択するための意思決定ツールとしてバーコードナノパーティクルを用いた診断技術を提供します。これにより個々の患者さんに有効な抗がん剤が特定でき、有効でないかもしれない抗がん剤の副作用を被ることが回避できます。
今回、バーコード社が研究・開発している有効な抗がん剤を迅速に特定する診断技術の早期の実用化に向け、アンジェスは「公益財団法人がん研究会」と共同研究契約を締結しました。これは、抗癌剤治療の副作用で苦しめ患者さんにとって朗報となるもので、早い時期に医療現場に生かされることを期待したいと思います。