株価どん底! されどアンジェス応援歌

Yahooのアンジェス(4563)掲示板に投稿を始めたのが2019年。「銘柄に惚れるな」との格言は知っていましたが、振り返ると3年以上も一銘柄に投稿してきたのは不思議な気持ちです。この時期の投稿は、新型コロナワクチン開発への応援メッセージや、掲示板に集う方々との情報交換や交流の記録ですが、資料として保存しておこうと思い、「はてな」のブログに投稿させて戴きました。アンジェスの黒字化の見通しはまだ先のようですが応援をして行きたいと思います。

●アンジェス(株):2022/06/09 09:05

アンジェス(株):2022/06/09 09:05

日本における病気によるに死因の第1位はがんですが、2020年に死亡した人は37万8385人(男性22万989人、女性15万7396人)となっています。
こうした現状もあって、アンジェスが、イスラエルのバイオハイテク企業のバーコード社(Barcode)の株式を取得する形で資本提携したのは2019年8月です。
提携の理由は、がん治療における問題点を改善する目的が背景にあります。

がん治療では、一人ひとりの患者さんに最も有効な抗がん剤を事前に見出すことは現状では困難で、実際に抗がん剤を投与してその効果を確認することになります。そのため、抗がん剤が有効に機能しているかを判定するまで一定の時間を要し、その間、有効でないかもしれない抗がん剤の副作用を被ることになり、有効な抗がん剤が特定されるまで、その状況が繰り返される可能性があります。
現在は、臨床データや患者の状態などから医師が判断して投与しますが、第一選択薬で効果が見られず別の抗がん剤を投与するケースがあるのです。

バーコード社のがん治療薬の診断技術は、患者に有効性が期待できる抗がん剤とDNAバーコードを封入したリポソームを複数製造し、多種類の抗がん剤をごく少量ずつ一度に患者に投与したのち、DNAバーコード量を測定することで個々の患者に有効な抗がん剤を特定するというものです。つまり、一人ひとりの患者さんに最適な第一選択薬としての抗がん剤を選別することが可能になるので、患者さんへの副作用もなどの負担を軽減できるし、結果として医療費の削減にも寄与することになります。

アンジェスは2020年2月に、公益財団法人がん研究会と共同研究契約を締結し早期の実用化に向けて協力していくことを発表しています。がん研究会は、がん研究所有明病院、新薬と治療法の開発に当たるがん化学療法センターの三施設を軸とした複合体ですが、がんの新しい診断・治療法の開発において国際的にも評価の高い研究機関であり、がん細胞に対する抗がん剤の有効性データも数多く蓄積しています。今後、バーコード社の診断技術の評価を行うとともに、実用化に向けた実験的検討を進めていく予定となっています。
一人ひとりに最適な治療薬が判明すれば、有効な治療を早期に行うことが可能となり、治癒率の向上につながるので、今後の取り組みに期待したいと思います。