株価どん底! されどアンジェス応援歌

Yahooのアンジェス(4563)掲示板に投稿を始めたのが2019年。「銘柄に惚れるな」との格言は知っていましたが、振り返ると3年以上も一銘柄に投稿してきたのは不思議な気持ちです。この時期の投稿は、新型コロナワクチン開発への応援メッセージや、掲示板に集う方々との情報交換や交流の記録ですが、資料として保存しておこうと思い、「はてな」のブログに投稿させて戴きました。アンジェスの黒字化の見通しはまだ先のようですが応援をして行きたいと思います。

●アンジェス(株):2022/05/06 09:00

アンジェス(株):2022/05/06 09:00

アンジェスイスラエルのバイオ企業であるBarcode社(バーコド社)の株式を購入する形で資本提携したのが2019年8月です。提携に至った理由は、Barcode社が遺伝子診断技術を用いて、がん患者一人ひとりに最も有効な抗がん剤を選択する診断技術の早期実用化に取り組んでいることから、アンジェスの今後の成長を見据えた資本提携です。

これまで、抗がん剤を使用したがん治療では、個々の患者さんに最も有効な抗がん剤を事前に見出すことは困難で、実際に抗がん剤を投与してその効果を確認することになります。そのため、投与後、抗がん剤が有効に機能しているかを判定するまで一定の時間を要し、その間、有効でないかもしれない抗がん剤の副作用を被ることになり、有効な抗がん剤が特定されるまで、その状況が繰り返される可能性があります。Barcode社の診断技術は、患者さんにとって有効性が期待できる抗がん剤とDNAバーコードを封入したリポソームを複数製造し、多種類の抗がん剤をごく少量ずつ一度に患者さんに投与したのち、DNA バーコード量を測定することにより、個々の患者さんに有効な抗がん剤を特定しようとするものです。

その資本提携から6カ月後の2020年2月に、アンジェスはBarcode社が開発した、個々の患者さんにとって有効な抗がん剤を迅速に特定する診断技術の早期の実用化に向け、公益財団法人がん研究会(所在地 東京都江東区)と共同研究契約を締結しています。

がん研究会は、がんの新しい診断・治療法の開発において国際的にも評価の高い研究機関であり、がん細胞に対する抗がん剤の有効性データも数多く蓄積しています。現在は実用化に向けてBarcodeの診断技術を用いた実証データの収集を行っている段階にあり、今後の動向が注目されます。また、遺伝子診断では、がん疾患以外にも、川崎市にある「アンジェスクリニカルリサーチラボラトリー」で取り組んでいる新生児の難病や希少疾患の早期診断でも需要があるので、将来的にも期待される分野の取り組みになって行くと思います。

2020年3月以降、新型コロナワクチン開発が前面に出たことで、この取り組みの報告が少ないように思いますが、がん研究会との共同研究契約の締結から1年3カ月が経過しているので、アンジェスからの中間報告などがあれば、と思います。