●アンジェス(株):2020/01/08 11:12
アンジェスの今日の始値は630円で始まりつつもザラ場開始直後から急落を始め、ついに600円割れとなり、今しがたの株価は数円ほど戻し601円となっています。
これは日経平均が500円近くも下がっている地合いの悪さもあるが、そればかりではなく大納会から大発会にかけてアンジェスの株価を下げて置きたいとする空売り機関の意思があり、それを裏付ける空売り状況が公表されています。つまり、空売り機関は年の締めくくりと年明け早々に株価を押さえつければ、嫌気をさして株価を手放し、後々安心して買戻しが出来ることを計算をしているのです。
今日のような地合が悪い日に、出来高が100万株程度では7~8万株でも空売りをすれば株価は思うように下げることは可能です。
そこでどうするか。売却するか、踏みとどまるか。
大納会の日にNISAに一部移し替えたアンジェスの株を売却するのは、HGF遺伝子治療薬の米国による臨床試験の失敗か、あるいはオーストラリアにおける高血圧DNAワクチンの臨床試験の失敗の時と決めています。この二つはアンジェスが創業20年目にして増資の繰り返しによる創薬事業から黒字化の糸口を掴み、自前の利益に創薬事業への転換が可能となるキーポイントとなるものです。
ある意味では、それの成功か否かを掛けた創薬事業活動がアンジェスの20年にわたる歴史であったと思います。その見通しについて、私は不思議に思えるほど楽観的です。NISA以外のアンジェスの特定株については一部を、トレンド転換に合わせて売り買いをして見たいと思います。
エメンドへの投資・提携を含めてアンジェスの今後に期待しています。