●アンジェス(株):2020/01/08 00:18
2019年12月期第3四半期末の現金及び預金は前期末比4,987百万円増加の10,772百万円となっている。したがってエメンド社等への投資・提携費用を賄った上で、今後の研究開発費用及び開発パイプラインの拡充に向けた資金は今後2~3年程度は確保されているとされている。
キーポイントは二つで
それまでに
1.HGF遺伝子治療用製品の米国での臨床試験が成功すること。
2.長期間の薬効が期待される高血圧DNAワクチンは、第1/2相臨床試験が順調に進捗しているので、今年末までに結果がでること。
したがって
現在の開発パイプラインの進捗状況次第となるが、米国でのHGF遺伝子治療用製品の開発に成功した場合には、数十億円規模のマイルストーン収益(既に受領した契約一時金含む)が得られる見通しとなっており、それが現実化された場合はそれらの資金で事業継続が可能であり、いずれ黒字化の道が開けることになる。