●アンジェス(株):2019/11/27 06:57
Pさんの情報によると昨日の後場終了の直前に、53万6600株もの買いが入っています。約定値が741円で終値と同じ価格で、購入金額も741円で計算すると3億9700万円を越えています。したがってこの大口買付は以下の4つのケースがあると考えられます。その上で何故、ザラ場終了直前に買い付けが行われたのかを推測してして見たいと思います・
(1)個人による大口買付
個人による大口買付の場合でも、単発買いと何回か継続買いがありますが、単発買いの場合は終了直前ではなく、場中上昇局面で買付て、その後の株価上昇の推移を見るのが一般的手法です。したがって個人による買い付けで終了直前を狙うケースは単発買ではないのです。
(2)空売り機関の買戻し
空売り機関の買戻しのは株価への跳ね返り考慮しているの で、特段の事情がない場合は一度に53万株を買い戻すことは考えにくいです。2~3社が競合して買い戻したケースがあり得ます。その上で何故、終了直前の買戻しかと言うと、終了直前のの方が株価上昇への飛び付き買いが回避できるからです。
なお、大量買戻しの理由は明確に推し量ることはできませんが、空売り機関のしかるべく情報収集能力に基づいたものであることは確かです。
(3)ファンドによる買い付け
中期見通しに立ったファンドによる買い付けの場合は複数回の買い付けが行われる可能性が高く、その場合もザラ場終了直前の方が株価上昇を避けられ、安く買い集めることが出来るのです。
(4)仕手筋の介入
仕手筋の介入は、通常は目立たぬよう集めます。仕込み段階では同じようにザラ場終了直前の方が安く集めやすいです。
しかし、53万株の買い付けは目立ち過ぎです。勿論、目標株数を集めきった場合は株価上昇の「のろし」として派手に演出して見せることはあ ります。
しかしアンジェスの場合は発行株数が多く、かつ時価総額が790億円を超えて居るので、低位株と違って相当の資金力が必要になり、効率上から言っても仕手筋の介入ではないと思います。
以上のケースを見た場合、ホルダーにとっては、いずれにしても大口買付は歓迎すべきことであると思います。これを機にアンジェスが力強く上昇トレンドの道を進んでいって貰いたいと思います。