株価どん底! されどアンジェス応援歌

Yahooのアンジェス(4563)掲示板に投稿を始めたのが2019年。「銘柄に惚れるな」との格言は知っていましたが、振り返ると3年以上も一銘柄に投稿してきたのは不思議な気持ちです。この時期の投稿は、新型コロナワクチン開発への応援メッセージや、掲示板に集う方々との情報交換や交流の記録ですが、資料として保存しておこうと思い、「はてな」のブログに投稿させて戴きました。アンジェスの黒字化の見通しはまだ先のようですが応援をして行きたいと思います。

●アンジェス(株):2024/03/15 08:11

アンジェス(株):2024/03/15 08:11

3月14日、アンジェスは「当社子会社のエメンド社が開発したゲノム編集のためのOMNIヌクレアーゼ(OMNI-A4)の非独占的使用権について、エメンド社とスウェーデンのアノッカ社がライセンス契約を締結することを決定」と発表しています。

契約の概要ですが、アノッカ社は、エメンド社が独自に開発したOMNI-A4ヌクレアーゼを使用し、固形がんにおける細胞の増殖にかかわるKRASタンパク質の変異を標的とした TCR-T 細胞療法の開発を進めることになります。それに対してエメンド社はゲノム編集における課題である「オフターゲット効果」を回避できる独自のOMNI-A4 ヌクレアーゼの非独占的使用権をAnocca社に供与するものです。

契約は非独占的ライセンス契約で、エメンド社としては今後のライセンス活動に自由度を確保する一方、契約一時金、開発マイルストーン等の収益が見込まれ、契約一時金として50万USD(145円/1USD換算で7250万円)、開発マイルストーンとの総額は最大で約100百万USD(145円換算で145億円)となる可能性があります。

なお、アノッカ社も3月14日にニュースリリースを発表していますが、その中で今回のライセンス契約についてアノッカ社のCEO兼共同設立者であるレーガンジャービス氏は次のように語っています。

「エメンド社のヌクレアーゼを当社の製造プロセスに統合することは、最高品質の細胞治療製品を生み出すというアノッカ社の目標を後押しするものです。この次世代遺伝子編集システムは、高精度な製造プロセスで、増え続けるTCR-T製品ライブラリの生産をスケールアウトするために必要な精度と効率を提供します。治療が困難な固形がんにおけるKRASドライバー変異を標的とする初の臨床プログラムの準備を進める中で、エメンド社と協力して遺伝子編集TCR-T細胞療法を開発できることをうれしく思う」と。

山田社長もエメンド社のディレクターとして、次のように語っています。
「この非独占的ライセンス契約は、T細胞治療の分野における重要なマイルストーンとなります。両社の専門知識を結集することで、治療法開発の新たな道を切り開き、先端医療の可能性の限界を押し広げることができるでしょう」と。