●アンジェス(株):2023/12/06 10:20
「o」さんからマイバイオティクス社との「資本提携とは具体的に
どういうこと?」と質問を受けたのでお答えします。
アンジェスの2018年7月30日のIR情報では「マイバイオティクス社と資本提携」について、以下のように記述されています。
「マイバイオティクス社は、世界に先駆けて腸内細菌を含む常在菌の培養、製剤化において、その品質や腸内における生存率を向上させる技術を開発しています。これは、マイクロバイオーム医薬の実用化に必須の重要な技術であり、同社はマイクロバイオームの事業化競争において高い優位性を持っています。すでに、開発製品パイプラインの中で胃腸疾患や婦人科系疾患については大手製薬企業とライセンス契約を締結して製品化を目指しています。また、感染症や抗生剤使用による下痢症等についても開発中です。今回の資本提携において当社はマイバイオティクス社に一部資本参加し、今後、具体的な協力の可能性を検討して参ります」と。
その内容からすると、マイバイオティクス社の株式を購入する形で資本提携したものと思いますが、どれぐらいの金額かはIRでは明示されておりません。
なお、クロストリジウム・ディフィシル感染症の治験薬として、イスラエルで行った第1相臨床試験に続いて、米国で実施する「MBX-SD-202」の前期第2相臨床試験の支援の一環として、アンジェスは2022年11月に、マイバイオティクス社が発行する転換社債を50万USD(約6913万円)で引き受けています。