株価どん底! されどアンジェス応援歌

Yahooのアンジェス(4563)掲示板に投稿を始めたのが2019年。「銘柄に惚れるな」との格言は知っていましたが、振り返ると3年以上も一銘柄に投稿してきたのは不思議な気持ちです。この時期の投稿は、新型コロナワクチン開発への応援メッセージや、掲示板に集う方々との情報交換や交流の記録ですが、資料として保存しておこうと思い、「はてな」のブログに投稿させて戴きました。アンジェスの黒字化の見通しはまだ先のようですが応援をして行きたいと思います。

●アンジェス(株):2023/09/06 13:42

アンジェス(株):2023/09/06 13:42

「s」氏のコメント。
「以前承認申請した挙句にこんなもので承認できるかとキック食らったことを
お忘れなく
恣意的にピックアップしたデータのみで承認申請する、それは詐欺師の業です
調査結果全く開示しないのがいい証拠です」と。

これは、HGF遺伝子治療用製品コラテジェンについて市販後調査を実施し、その結果、治験結果の再現性が確認できたと判断して、2023年5月31日に条件解除に向けた製造販売の本承認申請を厚生労働省に提出し受理されたことに関係しているコメントだと思います。

まず、「s」氏は「恣意的にピックアップしたデータのみで承認申請する、それは詐欺師の業です 調査結果全く開示しないのがいい証拠です」とコメントしていますが、条件及び期限付き承認の場合は「本品の製造販売承認申請までの期間中は本品を使用する症例全例を対象として製造販売後承認条件評価を行うこと。」と定められているので、「恣意的にピックアップしたデータのみで承認申請する」ということは、許されないのです。

ですので「s」氏が、厚生労働省で受理された条件解除を求める本承認申請にあたって、市販後調査を行ったデータについて「恣意的にピックアップしたデータのみで承認申請する」とコメントされていますが、その確たる根拠があるのかを明確にしてもらいたいと思います。

次に5月31日の申請にあたってはIRで「治験結果の再現性が確認できたと判断し、2023年5月31日、条件解除に向けた製造販売の本承認申請を行いました」と報告しています。確かに治験結果のもっと詳しく知りたいという思いはありますが、どの程度の内容を開示するかは、各社の裁量となると思います。
ですので、アンジェスの場合は、細部まで治験結果を明らかにしていませんが、
これは申請の結果については医薬品医療機器総合機構(PMDA)の審査委員に、判断を委ね、それを粛々と待つという姿勢でもあると思います。

ですので、本承認の申請に当たって実施された市販後調査のデータ開示が細かく行われないことを持って「恣意的にピックアップしたデータのみで承認申請する、それは詐欺師の業です 調査結果全く開示しないのがいい証拠です」とは言い得ないのです。