●アンジェス(株):2023/08/11 18:27
投稿番号591の締め括りで「元」さんが
「さっさと補助金だけは返せ!」とコメントしています。
そこで、この問題についての整理をしておきたいと思います。
一昨日の8月9日に、2023年12月期第2四半期決算短信が
発表されています。
「元」さんも確認のことと思いますが、決算短信の中では
「負債の部」に前受金として64億155万4000円が計上されています。
5月に発表された2023年第1四半期決算短信の時は、前受金が
57億6400万4000円が計上されていたのですが、6億3755万円が増えて
いることになっています。
その説明については8月9日に同時に発表された広報からの
「お知らせ」で報告された決算説明資料の中では、提携先から研究
開発費の協力金を受領したことによる増加と報告されています。
それ以上の説明が見当たらなかったので、どの提携先からの開発協力金
なのか分かりませんが、それを除く前受金の57億6400万4000円は
従前からの説明ではワクチンの研究開発の助成金として日本医療研究
開発機構(AMED)から振り込まれたものです。
この前受金として受領している助成金はについては日本医療研究開発
機構(AMED)から、使用実績の監査を受けて適正として認められたものが
ワクチン開発の助成金収入として確定し、営業外収益として計上される
ことになっています。
逆にAMEDによる監査の結果、適正なものとは言えない内容があると
確定監査結果が出れば、その報告に基づく返還は当然のことです。
ですので、アンジェスとしても、営業外収益として計上できる分は
どの程度なのか、あるいは返還が求められるとすればどの程度の金額
なのかを早く知りたいと監査結果を待っている状況だと思います。
それと、ワクチン開発を中止しているので、返還額があるはずとされて
いますが、その額などを推定で良いので、どれほどの金額になるのか、
分かっていれば教えて戴きたいと思います。