●アンジェス(株):2023/07/18 19:51
「元」さんのコメント。
「Sさん
もちろんです。わたしも
補助金返還をさせるのが最重要な
ことだと思っております。
今回のワラントで資金調達をして
さっさと返還させるべきですね」と。
「元」さんも、いろいろコメントされますね。
補助金については「生産体制等緊急整備事業」として
厚生労働省から93億8000万円が補助されています。
この補助金については、厚生労働省の資料にもあるように
タカラバイオ・AGC・カネカ等の生産体制の整備に当てると
なっていて、工事が完了しています。
問題となるのは、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)かの
助成金だと思いますが、アンジェスに支給された助成金については
ワクチン開発の助成金として一次公募の20億と、金額が公表されていない
二次公募分あります。
5月10日に発表された2023年12月期第一四半期決算短信の負債の部に
記載されている前受金 57億6400万4000円は、国立研究開発法人
日本医療研究開発機構(AMED)から助成された経過のものです。
この決算短信の負債の部に記載されている、57億6400万4000円の性格は
アンジェスがワクチン開発にかかる費用としてとして申請した金額を、
日本医療研究開発機構(AMED)から助成されたものですが、受領した助成金は
使用実績の監査を受け、適正と認められたワクチン開発費を収入として
計上できる仕組みとなっているものです。
したがって、AMEDによる使用実績の監査を受けていない金額を前受金から
使用することはあり得ないし、「元」さんが言うように
「今回のワラントで資金調達をしてさっさと返還させるべきですね」という
ことはあり得ないのです。
AMEDからの使用実績の監査を受け、適正と認めらない金額が生じた場合は
負債の部に記載されている、57億6400万4000円のストック分から返還すれば
良いだけの話しで、速やかに返還手続きをすると思います。