●アンジェス(株):2023/08/03 15:43
「T」さんのコメント。
「その分析能力で冷静に業績や株価を予想してみて下さい。
あなたならわかるはずですが。」と。
株価は市場による売り買いで決定されるものですが
基本は、その会社が取り組んでいる業績や、開発製品の成功か否かなどに
決まるものと思います。
ただ現実の株価は、その基本要因だけで決まるものではなく、株式の
売買を通して、一時的に大きく儲けようとする仕手株の介入や
空売り機関の介在なども考慮に入れる必要があります。
このように見ると、アンジェスの株価については、2020年3月のワクチン開発
着手の発表を受けて、多少のジグザクはありながらも、短期間で2400円台まで
上昇することがありました。
ただ、ワクチン開発については、第1/2相臨床試験や500名規模の
第2/3相臨床試験に続いて高用量製剤による治験が2021年8月から開始された
されたのですが、海外に分析を依頼してきた機関からの速報情報から判断して
低用量よりは抗体産生力があるものの、期待する有効性が確認できなかった
として武漢型ワクチンの開発を断念したわけです。
それまでにも、株価は2020年夏の時期をピークにして、下降トレンドとなって
いたのですが、当然、この状況を加速させる空売り機関の介在もあり、株価も
下がり続けてきた経過があります。
もちろん、個人株主としては、そうした動きにあがらうすべはないのですが
売り・買う・休むを駆使して、損益を少なくする手立てを取ってきた方も
多いと思います。
さて、質問の「株価を予想」ですが、第43回新株予約権の行使がある中で
、大きく株価上昇要因はあるわけではないので、アンジェスの最安値95円を
割り、もう少し下がることがはあり得ます。
ただ、空売り機関の動きは、単純に株価を下げて、値幅を取る動きだけではなく
値上がりに備えた、両建ての対応を取っているケースもあります。
株価の分析にはなっていませんが、今は、アンジェスの創薬やエメンド社の
ゲノム編集による治療法の確立を応援していきたいと思います。