株価どん底! されどアンジェス応援歌

Yahooのアンジェス(4563)掲示板に投稿を始めたのが2019年。「銘柄に惚れるな」との格言は知っていましたが、振り返ると3年以上も一銘柄に投稿してきたのは不思議な気持ちです。この時期の投稿は、新型コロナワクチン開発への応援メッセージや、掲示板に集う方々との情報交換や交流の記録ですが、資料として保存しておこうと思い、「はてな」のブログに投稿させて戴きました。アンジェスの黒字化の見通しはまだ先のようですが応援をして行きたいと思います。

●アンジェス(株):2023/06/15 19:44

アンジェス(株):2023/06/15 19:44

「R」氏から「I」さん宛の次のような趣旨のコメントがありました。

「高血圧ワクチンはアンジェスのDNAワクチンとファンペップのペプチドワクチンの併用を目指していましたがすでに開発は中断
花粉症ワクチンも含めて現在進められているのはファンペップのペプチドワクチンでDNAワクチンのアンジェスとは無関係です」と。

「R」氏が述べている、花粉症に対する抗体誘導ペプチドは、患者の体内で標的タンパク質に対する抗体産生を誘導することにより治療効果を期待するペプチド治療ワクチンですが、これはファンペップ独自の開発であることは事実です。

「R」氏は、「高血圧ワクチンはアンジェスのDNAワクチンとファンペップのペプチドワクチンの併用を目指していましたがすでに開発は中断」としていますが、研究開発は継続されているので開発の中断とは言い得ないと思います。

そのことは、5月10日に発表された2023年12月期第1四半期決算短信でも、「高血圧治療用DNAワクチンの開発ついては、新型コロナウイルスのDNAワクチンとは異なるプラスミドDNAの発現に関する改善策などの検討を進めてまいります。」と報告されています。

そのような改善策が必要となる経過ですが、オーストラリアで実施された高血圧症を対象としたDNAワクチンの第1/前期第2相臨床試験では、ワクチンに対する忍容性は良好との結果を得ることができたのですが、治験結果については被験者ごとに抗体価にバラつきがあるため、今後はプラスミドDNAの発現量を増やすな改善を図っていく必要があると言われていました。

その改善策ですが、コロナワクチンの時のような、高用量製剤や投与方法を変えるものではないので、選択肢の一つとしてDNA-ペプチド併用ワクチンの研究も俎上にのぼる可能性があると思います。

ペプチドについては大阪大学大学の臨床遺伝子治療学の研究グループの一つである健康発達医学の中神先生が中心となり、研究を進めて来たものですが、アンジェスも、そうした研究成果の上に、2020年6月には日本国特許庁で、2020年7月には米国特許商標庁で、高血圧のDNA-ペプチド併用ワクチンの特許を取得しています。ですので、その場合は、中神先生の研究グループやファンペップ共に協力して開発を行うのではないかと思います。