株価どん底! されどアンジェス応援歌

Yahooのアンジェス(4563)掲示板に投稿を始めたのが2019年。「銘柄に惚れるな」との格言は知っていましたが、振り返ると3年以上も一銘柄に投稿してきたのは不思議な気持ちです。この時期の投稿は、新型コロナワクチン開発への応援メッセージや、掲示板に集う方々との情報交換や交流の記録ですが、資料として保存しておこうと思い、「はてな」のブログに投稿させて戴きました。アンジェスの黒字化の見通しはまだ先のようですが応援をして行きたいと思います。

●アンジェス(株):2023/02/17 09:03

アンジェス(株):2023/02/17 09:03

昨日の2月16日、投稿番号781で「I」さんは、アンジェスがIRで発表した
慢性椎間性腰痛症治療用NF-KBデコイオリゴの国内開発の決定について、
「国内での開発は、大いに歓迎するところですが」、米国での大きな期待大の
迅速なる発進が、どうなっているのか」とコメントしています。
そこで私なりの考えを述べさせて頂きます。

米国で実施されてきた、椎間板性腰痛症治療薬NF-κBデコイオリゴDNA
についての後期第1相臨床試験については、全症例の投与後12ヶ月間における
トップラインデータが2021年4月に発表されています。

治験責任医師である、カリフォルニア大学サンディエゴ校医学部長の
ティーブン・ガーフィン教授は「椎間板起因の腰痛に苦しむ患者さんに
対して、画期的な治療を提供する可能性を秘めていると考えます。大幅な痛み
の軽減効果とその持続期間を素晴らしい結果と受け止めており、その後の試験
でのさらなる評価を期待しています」と述べています。

アンジェスの山田社長も、トップラインデータが発表された2021年4月に
「我々は、臨床試験をさらに進め、FDAおよび世界の他の規制当局からの
販売承認取得を検討する予定です」と語っていました。

なお、日本での臨床試験の目的としては、2月10日発表に発表された
2022年12月期決算短信の中で「NF-κBデコイオリゴDNA」については
「今後は、薬剤を目的の場所に効率よく届けるためのドラッグデリバリー
システムの開発を含め、NF-κBデコイオリゴDNAの対応疾患領域や対象地域
の拡大を目指して進めてまいります。」と記述されています。

薬物治療の効果を最適化するためには、投与部位から作用点にいたるまでの
薬の動き全体をシステムとして捉え制御するドラッグ・デリバリー・システム
の研究は必要なので、その場合は日本での臨床試験の実施の方が対応しやすい
という面があると思います。

椎間板性腰痛症治療薬NF-κBデコイオリゴDNAが国内で開発されても
開発に成功すれば、米国にも供給されると思います。