株価どん底! されどアンジェス応援歌

Yahooのアンジェス(4563)掲示板に投稿を始めたのが2019年。「銘柄に惚れるな」との格言は知っていましたが、振り返ると3年以上も一銘柄に投稿してきたのは不思議な気持ちです。この時期の投稿は、新型コロナワクチン開発への応援メッセージや、掲示板に集う方々との情報交換や交流の記録ですが、資料として保存しておこうと思い、「はてな」のブログに投稿させて戴きました。アンジェスの黒字化の見通しはまだ先のようですが応援をして行きたいと思います。

●アンジェス(株):2023/02/02 09:06

アンジェス(株):2023/02/02 09:06

エメンド社は、ほとんど進歩がなかった疾患の適応症に革新をもたらすことに焦点を当てた治療法の確立に向けて研究を続けて来ました。今日は、エメンド社が一番最初に臨床入りを準備している先天性好中球減少症の治療法の取り組みについて簡単に紹介しておきます。

好中球は、通常は体の中で造血幹細胞から絶えず分化・成熟してまいります。しかし、好中球エラスターゼ遺伝子に異常があると、好中球に分化しようとする細胞でこの遺伝子が働き始めた時に、異常なタンパク質が作られることによって好中球が成熟できなくなり、その結果、好中球数が減少すると細菌感染などが起きやすくなり、中耳炎や気道感染症蜂窩織炎、皮膚感染症を繰り返し、敗血症などにより死亡することもある難病です。

エメンド社で開発中の治療では、患者から採取した血液から造血幹細胞を分離し、体外でゲノム編集を行った後、患者に輸注して戻します。ゲノム編集された自家造血幹細胞は患者の骨髄に生着し、一度の治療によって、一生に亘って好中球数を正常値に維持することが期待されます。エメンド社では、ワシントン大学のデビッド・デール博士との共同研究で、実際の患者から採取した造血幹細胞を用いてゲノム編集を行い以下の結果を得ております。

①病気の原因となる変異を持つ遺伝子は削除されたが、もう片方の正常な遺伝子は削除されることはなかった。

②異常のある遺伝子が削除された造血幹細胞は、培養容器で培養したとき、もう片方の正常な遺伝子の働きにより、好中球へ分化成熟することが確認された。

これとは別に、採取したヒト造血幹細胞にゲノム編集を施し、実験動物(マウス)に移植したところ、片方のELANE遺伝子が削除されたヒト造血幹細胞は、マウスの骨髄や脾臓において、様々な系統の細胞に分化した状態で確認され、造血幹細胞としての多分化能を維持していたことが確認できたとのことです。

バラム博士が記述したエメンド社の企業プレゼンテーションでは、先天性好中球減少症の臨床試験開始に関してアメリカ食品医薬品局FDA)に申請する治験届けについて、2022年11月にはプレINDミーティングが行われ、臨床開発の時期の設定も2022年第4四半期~2023年第2四半期と予定されています。