株価どん底! されどアンジェス応援歌

Yahooのアンジェス(4563)掲示板に投稿を始めたのが2019年。「銘柄に惚れるな」との格言は知っていましたが、振り返ると3年以上も一銘柄に投稿してきたのは不思議な気持ちです。この時期の投稿は、新型コロナワクチン開発への応援メッセージや、掲示板に集う方々との情報交換や交流の記録ですが、資料として保存しておこうと思い、「はてな」のブログに投稿させて戴きました。アンジェスの黒字化の見通しはまだ先のようですが応援をして行きたいと思います。

●アンジェス(株):2022/08/31 09:00

アンジェス(株):2022/08/31 09:00

今年2月15日、機関投資家・アナリストを対象にしたオンライン決算説明会を行っていますが、その中で山田社長は高用量試験のデータ開示の時期について
「海外の機関に依頼しているデータ分析にかかる時間にもよりますが、夏ごろには結果をお示しできる可能性があります」と語っています。

そして、8月10日に開催した機関投資家・アナリストを対象とした、2022年12月期第2四半期の決算説明会で山田社長が話した「現在、海外に委託した機関で、データの取りまとめを行っていますが、この夏のうちに正式なデータが上がってくる予定です」と語っています。

この二つの発言を比較すると、2月の発言は「夏ごろには結果をお示しできる可能性があります」とあるので、当然、その前には医薬品医療機器総合機構(PMDA)にその内容を提示し、以降の取り組みに協議した後に、夏ごろに結果をお示しできる可能性があるとするものです。

けれども、8月10日の山田社長の発言では「この夏のうちに正式なデータが上がってくる予定です」としているので、夏のうちに正式なデータは上がってきているが、規制当局であるPMDAとの協議に時間を要するので8月中には、そのデータはまだお示しできる段階ではないと言う、言い訳が出来る余地があります。
まさか、そうした理屈で夏の終わりと言われている8月31日が過ぎても、何らの発表を行わなくとも事足りるとする対応はしないと思います。

これまでの経過を見ると、2021年8月から投与が開始された高用量の取り組みについて、分析結果が出ていない状況で実施する理由について、山田社長は「全ての解析が終わり、その結果が出てからの次段階へのスタートでは、日々の変化に遅れをとるのでやはり、先々とやる必要がある」と語っていました。今回はそうした対応もないので、逆に全ての解析が終わるのを待って発表ということになるので、それなりの結果が出るのかという期待もあります。

ともあれ、9月は秋の始まりなので、夏までにはと語っていた8月31日までに、高用量の治験結果が報告できない場合には、その理由、及び報告が可能となる時期の目途を示して、広報で報告していただきたいと思います。
株主に向き合う真摯な企業姿勢を示してほしいと思います。