株価どん底! されどアンジェス応援歌

Yahooのアンジェス(4563)掲示板に投稿を始めたのが2019年。「銘柄に惚れるな」との格言は知っていましたが、振り返ると3年以上も一銘柄に投稿してきたのは不思議な気持ちです。この時期の投稿は、新型コロナワクチン開発への応援メッセージや、掲示板に集う方々との情報交換や交流の記録ですが、資料として保存しておこうと思い、「はてな」のブログに投稿させて戴きました。アンジェスの黒字化の見通しはまだ先のようですが応援をして行きたいと思います。

●アンジェス(株):2021/06/20 04:13

アンジェス(株):2021/06/20 04:13

コロナ禍で待たれる国産ワクチン、政府の戦略まとまる!!(その3)

......内城喜貴 / サイエンスポータル編集部、共同通信社客員論説委員

<ワクチンの国家戦略の概略>

6月15日現在の世界の新型コロナの感染者数は約1億7600万人に達している。これほど人類に広がったウイルスが簡単に消滅するとは考えにくい。季節性インフルエンザのように毎年少しずつ姿を変え、繰り返し流行が起きる可能性がある。定期的な接種が必要になると指摘する専門家は多い。
感染収束まで時間がかかれば、国内で新たな変異株が生まれる恐れもある。こうした日本特有の感染状況に速やかに対応できるのはやはり国産ワクチンだ。

地球規模の環境変動は感染症を増やすと警告する報告書は多い。将来的に新たなウイルス感染症パンデミックに見舞われる可能性は十分ある。コロナ禍を経験した今、ワクチンは国の戦略物資と言える。
今回まとまった国家戦略は網羅的だが、目標を短期、中期、長期に分け、着実に実行していくことが求められている。必要に応じて国が買い上げる制度も必要だろう。

<第1段階治験で6~7割の人に中和抗体を確認>

国家戦略が公表された翌週の6月9日。森下竜一教授が日本記者クラブでオンライン形式の記者会見に臨んだ。新型コロナウイルスの国産ワクチン開発で先行する森下教授は、小規模治験の段階ながら接種した6~7割の人から中和抗体が確認された、とする有望なデータを示した。その一方で実用化のために必須の大規模治験のめどはまだ立っていないことも明らかにした。

アンジェス大阪大学発の創薬ベンチャーで、次世代のバイオ医薬品を開発するために1999年12月に設立された。開発中のワクチンは遺伝子ワクチンの中でもファイザー製やモデルナ製の「mRNAワクチン」と異なる「DNAワクチン」だ。
簡単に説明すると、新型コロナウイルスが人に感染する際に使うウイルス表面のスパイクタンパク質を作る遺伝子を投与し、人体にこのタンパク質を作らせて免疫機構にウイルスを認識させる。こうしてできた中和抗体にウイルス侵入時に攻撃させる仕組みだ。