●アンジェス(株):2022/02/17 08:01
アンジェスは2月15日、機関投資家・アナリストを対象にした2021年12月決算説明会を開催しています。その中で、新型コロナウイルス感染症に対する予防ワクチンの開発の現状と今後の取り組みの見通しについて、山田社長は次のように語っています。
新型コロナワクチン開発に関わる決算説明会レポートでの質疑応答(その1)
さて話の前座はそれぐらいにして、本題である新型コロナウイルス感染症に対する
予防ワクチンの開発の現状と今後の取り組みの見通しについて、山田社長は機関投資家・アナリストを対象にしたオンライン説明会で次のように語っています。
【質問】コロナワクチンの高用量剤の治験結果判明が遅れている理由と、次の第Ⅲ相臨床試験の規模感と海外データの必要性はありますか。
【山田】遅滞の理由ですが、国際標準に準じた治験結果の判断が必要であり、海外の機関に依頼しており、まだ最終データ取得には至っておりません。 第Ⅲ相臨床試験の規模感とのご質問ですが、まだ第I/Ⅱ相のステージですので、これらのデータ解析から第Ⅲ相臨床試験の規模感を算出することになります。 一方、当局の見解では、被験者数は原則として3,000例を確保するようにとの方針が出ております。海外開発の可能性につきましては、これも第I/Ⅱ相臨床試験の結果で判断することになります。
【質問】コロナワクチン高用量試験のデータ開示の時期、教えていただけますでしょうか。
【山田】からの回答:ワクチンは現在、第I/Ⅱ相臨床試験の結果を待っているところです。結果次第ではありますが、順当にいけば、次は第Ⅱ/Ⅲ相臨床試験、最終的には第Ⅲ相臨床試験と想定しております。