株価どん底! されどアンジェス応援歌

Yahooのアンジェス(4563)掲示板に投稿を始めたのが2019年。「銘柄に惚れるな」との格言は知っていましたが、振り返ると3年以上も一銘柄に投稿してきたのは不思議な気持ちです。この時期の投稿は、新型コロナワクチン開発への応援メッセージや、掲示板に集う方々との情報交換や交流の記録ですが、資料として保存しておこうと思い、「はてな」のブログに投稿させて戴きました。アンジェスの黒字化の見通しはまだ先のようですが応援をして行きたいと思います。

●アンジェス(株):2022/05/19 08:30

アンジェス(株):2022/05/19 08:30

新型コロナウイルス感染症に対するDNAワクチンの開発については、2021年8月より高用量製剤での第1/2相臨床試験に取り組んできたが、接種については昨年11月に完了しています。試験結果については山田社長が2月に報告された決算説明会の質疑で「海外の機関に依頼しているデータ分析にかかる時間にもよりますが、夏ごろには結果をお示しできる可能性があります」と答えているので、順調に進めば2022年夏頃にも試験結果が判明すると思います。

この高用量製剤での試験結果で、海外の先行ワクチンと同等程度の有効性が確認できれば、次のステップとして第2/3相臨床試験、そして3000人規模の第3相臨床試験へと進むべく医薬品医療機器総合機構(PMDA)と協議していく方針を打ち出しています。こうした取り組みから、アンジェスは新型コロナDNAワクチンの開発の目途を2023年としているのです。勿論、その想定は先の国会で成立した緊急時の薬事承認を念頭に置いたものでないことは明らかですが、ワクチン開発にあたる企業としては国から示された方針に基づいてワクチン開発にあたっていくという基本姿勢を堅持しているのだと思います。

さて、高用量製剤での第1/2相臨床試験では、接種方法として筋肉内接種に加えて皮内接種も実施されています。皮内接種は筋肉内接種よりも少ない投与量で同等程度の効果が得られることが明らかになっています。皮内には免疫担当細胞が多く存在しており、皮内に正確にワクチンを投与できれば少量で効率よく免疫を誘導できることがこれまでの研究で明らかになっています。

皮内接種のデバイスはワクチン開発に共同参画しているダイセル社が開発する無針デバイス「アクトランザTMラボ」を用いています。ダイセル社の新規投与デバイスは送達場所の正確さに加えて遺伝子発現効率を高めることが報告されています。
無針デバイスを活用した皮内接種で、良いデータが得られれば薬剤コストの低減にもつながるため国内使用はもとより、国産ワクチンの海外提供を通した国際貢献にとっても大きな意味を持つものと思います。

チームアンジェスとしては、日本が念願としていたコロナワクチンの輸入国から輸出国への実現を担う気概をもって新型コロナウイルス感染症、そして今後の新たな感染症にも対応できるワクチン開発の基盤形成を作り上げてほしいと思います。