●アンジェス(株):2022/01/13 10:34
森下先生が嘘を言ってきたとの批判への反批判(その1)
ガリレオchが「どうなった 大阪大学DNAワクチン」と題して大阪大学の臨床遺伝子治療学の森下竜一寄付講座教授に直接インタビューしたものを、今年、YouTubeが配信していますがその中で、アンジェスが実施してきた高用量製剤での臨床試験に関して「なぜ用量を増やしたのか?」と質問を受けています。
それに対して森下先生は次のように答えています。
【森下】ファイザー、モデルナ、アストラゼネカの現在認められているワクチンと比べると抗体価がまだ低い。有効性を高めるため用量を増やした試験を行った。
今試験はフェーズ1/2、初期の反応を見ている。
まだ、結果は出ていないが手応えは出ている。更に有効性を高めるため用量を増やしたり、投与経路を皮内に絞ったり、という試験を考えている。
この発言に対してある投稿者の方が、高用量の治験について森下先生は「結果は出ていないが手応えは出ている」と言っているのに「更に有効性を高めるため用量を増やしたり、」と言っているのは信頼できない旨の投稿をしています。
また以前、森下先生はアンジェスの新型コロナDNAワクチンはアストラゼネカ程度の有効性はあると言っていたのに、なぜ「なぜ用量を増やしたのか?」という質問に、「ファイザー、モデルナ、アストラゼネカの現在認められているワクチンと比べると抗体価がまだ低い。」と話をしているのは、これまでアストラゼネカ程度の有効性は期待できると言ってきたのは「嘘ではないのか」と投稿しているのです。
「A」さんは、待ってましたとばかりに乗っかり、森下うそつきのキャンペーンを行っているのです。
そこで、冷静に森下先生の答弁内容を精査してみたいと思います。まず、森下先生の「まだ、結果は出ていないが手応えは出ている。更に有効性を高めるため用量を増やしたり、投与経路を皮内に絞ったり、という試験を考えている。」とする見解は、高用量の第1/2相臨床試験の結果については「結果は出ていないが手応えは出ている」とするもので、第2/3相臨床試験に移行する場合は最も有効性の効果のあるものを絞って治験を行なう可能性はあるが、しかし、最終的な結果が出ていないので、あるいは「更に有効性を高めるため用量を増やしたり」がありうるものとして現段階では即断を避けた話になっているのです。