株価どん底! されどアンジェス応援歌

Yahooのアンジェス(4563)掲示板に投稿を始めたのが2019年。「銘柄に惚れるな」との格言は知っていましたが、振り返ると3年以上も一銘柄に投稿してきたのは不思議な気持ちです。この時期の投稿は、新型コロナワクチン開発への応援メッセージや、掲示板に集う方々との情報交換や交流の記録ですが、資料として保存しておこうと思い、「はてな」のブログに投稿させて戴きました。アンジェスの黒字化の見通しはまだ先のようですが応援をして行きたいと思います。

●アンジェス(株):2021/12/06 07:01

アンジェス(株):2021/12/06 07:01

投与量を増やした高用量製剤の第1/2相臨床試験の接種が完了したのが
11月10日。アンジェスのワクチン開発に注目をしている人であれば
その治験結果を一日も早く知りたい思いは、皆さんが同じだと思います。

ただ、接種が完了して1カ月足らずでは結果の分析が完了していないのではと
思います。また今回も確かな分析結果を出すために、WHO推奨の国際標準品を
用いて測定しているNexelis社に治験結果の分析を依頼しているとすれば
もう少し、発表に時間を要するのでは思います。

ただ、高用量治験の結果を、ある程度、予測することは可能です。
まず、会社説明会では「投与量を増やしたワクチンを開発する理由は
何ですか?」との質問に山田社長は次のように答えています。

「現在臨床試験を行っているワクチンよりもさらに免疫応答を上げ
予防効果を上げるためです。我々が第2/3相臨床試験を行っている間に
ファイザー社、モデルナ社のワクチンが承認されました。
これらのワクチンの予防効果は、これまでの前例にない大変高い予防効果の
数値を出しており、これにできるだけ照準を合わせた予防効果が高い
ワクチンを開発する必要があり、高投与量でさらに臨床試験を進めるという
ことになります。」と。

では、投与量を増やしての高用量製剤でのワクチン接種では、さらに免疫応答を
上げ予防効果を上げことが可能なのかと言うことがあります。

これについては、森下先生が今年の6月に開催された
日本医療研究開発機構(AMED)が主催するシンポジウムで、
大阪大学医学部附属病院で実施した第1/2相臨床試験の一部のデータを
公表しています。それによると
アンジェスのコロナワクチンAG0302の中和抗体陽転率は、
2mg・4週間隔・2回投与が60%で、2mg・2週間隔・3回投与で70%で
あり、国産ワクチンで初の免疫原性が確認されています。

この事例でも分かるように、ワクチンの投与量を増やせば、免疫応答を上げ
予防効果を上げことが可能なのです。今回の投与量を増やす高用量製剤による
臨床試験は筋肉内接種の場合でも、皮内接種の場合でも、安全性については
大丈夫だと言われているので、あとは有効性が高まる治験結果が
出ることを期待したいと思います。年内中にでも高用量治験の結果を発表し
次のステップに進んでもらいたいと思います。